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【RISE】空手で”一本勝ち”量産の小林愛理奈、初の4オンスグローブに「拳の感触に近い、最高です」

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2021/07/07(水)UP

小林愛理奈(C)RISE

 7月18日(日)エディオンアリーナ大阪で開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021』に参戦する、アトム級(-46kg)1位・小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)が公開練習を行った。
 小林はアトム級戦(3分3R延長1R)で、同級3位で元NJKFミネルヴァ日本アトム級王者の百花(魁塾)と対戦する。

【動画】空手時代の小林愛理奈が、怒涛の突き連打のKO集

ボクシングスパーを行う小林(左)(C)RISE

 小林は全日本空手道選手権大会2019(正道会館)軽量級優勝の実力者。RISEライト級王者・原口健飛に師事し、RISE女子きってのハードパンチャーとして鳴らす。前戦は同じく空手出身の強豪・平岡琴に判定勝利し強さを見せた。
 相手の百花は40戦近くの戦績を持ち、ガムシャラに前へ出て打ち合いを挑むことから“浪速の喧嘩小町”の異名を取る。NJKFミネルヴァ王者の防衛を続けていたが、今年2月erika♡の首相撲作戦に敗れ、王座を失った。

 公開練習で小林は、同門の坂田実優を相手にボクシングスパーを披露。試合でのアグレッシブなスタイルとは裏腹に、丁寧な受け返しを行う。しかしラスト10秒になると我慢出来なくなったのか、坂田に強烈なロー、前蹴りをぶち込むドSぶりを見せた。
 今日は互いに笑って終わっていたが、いつもは二人して代表の原口が引くほどのバチバチな”ケンカスパー”を行っているという。

同門・坂田実優に強烈なローキックを蹴り込む(C)RISE

 RISEでは今大会より、50kg契約以下の女子の試合では通常の6オンスよりも小さい4オンスのグローブを試験的に導入する。

 小林はフルコンタクト空手時代には、素手でのボディ一本勝ちを量産。今回のオンス変更には「4オンス最高ですね。怖さとかはなく、自分がやりやすくなったなってかんじ」とワクワクだ。「ずっとフルコンで試合していて、バンデージだけでも重く感じていました。素手に近づくほど自分がやりやすくなるので、拳の感触というのが良いですね」とニヤリ。 

 拳が軽くなるほど「スピードも変わってくる。キック転向した今は顔を狙いにいっちゃうんですけど、ボディで倒せる選手になりたいと思っています」と空手時代に培った強烈ボディ打ちで倒していきたいと意気込む。

■リスペクトする百花には「普通に打ち勝てる」

公開練習でボディ打ちを見せる小林(右)(C)RISE

 今回の相手・百花とは、同じ関西同士。出稽古にも行ったことがあり、仲が良い。小林は百花の印象を「尊敬しますね。強いし、しっかり打ち合って盛り上げるし。(RISEの)ランキングでは自分が1位ですけど、全然自分が下だと思ってるんで」とリスペクトを隠さない。
 しかし「試合になったら切り替えられるので、それはお互いに。バチバチの試合にしたいと思います」とリングでは打ち合ってみせる。

 百花の印象を小林は「ボクシングが上手く、戦いづらい。とくにジャブが上手くてやりにくい部分があります」と以前、共に練習した時を振り返る。
 しかし現在は「普通に打ち勝てるかな。向こうも打ち合いが好きで、求めていると思うけど、打ち合いで勝てると思います」と成長に自信を持つ。

前戦、平岡琴(右)を強烈フックでグラつかせる小林(左)

 現在の小林の強さは、師匠の原口もSNSで「今の小林は誰も手が付けられないくらい強い」と太鼓判を押すほど。現在小林は、ジムの近くに引っ越して「毎日ジムに行って、今まで以上に練習している。過去一追い込んでいる」と練習量が変わったという。
 以前は住んでいた実家から距離があり、週2や週3しか通えなかった。「父親がホームジムを作ってくれて、一人でサンドバック打ちとかはしていたのですが、スパーリングとかは出来ていませんでした。引っ越したのは、格闘技三昧にしたいという気持ちがあったから。フィジカルにも行きだしたので、全然前とは違うと思います」と環境の変化で強さに磨きがかかったようだ。

 最後に「いつもは相手に敵意を持って試合するんですけど、今回は違う。どれだけ自分が成長したか、百花選手にぶつけてわからせたいです」と、敬意を持って百花超えを果たすとした。

次ページ:【動画】空手時代の小林愛理奈が、怒涛の突き連打のKO集

☆RISE公式サイト=7.18『RISE WORLD SERIES 2021』全カード、チケット、スケジュールなど

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