【修斗】レスリングU-23世界王者・中村倫也が総合格闘技デビュー戦、”逆輸入ファイター”論田愛空隆と対決=7.25
7月25日(日)に東京・後楽園ホールで開催される『PROFESSIONAL SHOOTO2021Vol.5 in Supported by ONE Championship』では、元レスリング男子フリースタイルの中村倫也(26=EX FIGHT)が、総合格闘技(MMA)デビュー戦を行う。
バンタム級5分2Rで、対戦相手は逆輸入ファイター・論田愛空隆(あくり/32=心技館)。
中村はフリースタイルレスリングで全日本選手権で2連覇、17年にU-23世界選手権で優勝するなどの輝かしい成績を誇るレスリングエリート。
東京五輪での金メダルを究極の目標としていた中村は、代表選考を兼ねた19年12月の天皇杯「レスリング全日本選手権2019」に出場。決死の覚悟で臨んだが、決勝で乙黒拓斗に敗れ五輪代表の座を逃した。
昨年4月にはレスリング引退と、総合格闘技転向を発表。
2015年に他界した中村の父は、埼玉にある総合格闘技道場の名門「PUREBRED(ピュアブレッド)大宮」を運営していた。中村がレスリングを始めたのも、実は当時ジムに出入りしていたレスリング元世界女王の山本美憂が立ち上げたレスリング教室がきっかけ。中村は生まれた頃からトップファイターに囲まれ、遊び場所はジムという環境で育っていた。
今年春、ABEMAの番組『格闘DREAMERS』でも放送されたLDH主催の格闘家オーディション『FIGHTER BATTLE AUDITION』に参加すると、200名を越える応募の中から最終審査まで勝ち残り、トライアウト最終試合ではプロシューターの新井拓巳を僅か42秒左フックで粉砕。見事に合格を果たした。
そんなスーパールーキー中村のデビュー戦の相手は、一発の破壊力を持つ“鋼の拳”論田愛空隆。
論田は修斗を主戦場としながら、ONE Warrior Seriesでも活躍するインターナショナルファイターだ。米国留学中には、元UFC世界バンタム級王者ドミニク・クルーズなども所属するアライアンスMMAでトレーニングを積み、現在のスタイルの礎を築いた。
15年にデビューすると5連勝で駆け上がったが、17年に魚井フルスイングと引き分け後、現修斗バンタム級王者・岡田遼にTKO負け。その後4連敗しており、なんとしても再起を図りたい所だ。
そして中村倫也と共に『格闘DREAMERS』からもう一人、フルコンタクト空手出身・山内渉(21=FIGHT FARM)の参戦が決定。新極真会をはじめ数々のジュニア空手大会で活躍した山内は、LDHとの専属契約をかけた最終決戦で安永吏成と激戦の末勝利。LDHとの所属契約こそ結べなかったものの、育成選手としての仮契約を勝ち取った。
対する相手は、植木“令和”新(32=シューティング宇留野道場)。植木はこれまでにGRADIATORやGRACHAN、パンクラスなどで16戦ものプロキャリアを積んできたファイターで、今回が修斗初参戦となる。戦績は8勝7敗1分。
空手エリートの若き山内は、豊富な試合経験を持つ植木を相手にデビュー勝利を飾ることが出来るか。
<対戦決定カード>
▼フェザー級5分2R
仲山貴志(総合格闘技津田沼道場)
vs
結城大樹(マスタージャパン福岡)
▼バンタム級5分2R
齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
vs
野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
▼バンタム級5分2R
論田愛空隆(心技館)
vs
中村倫也(EX FIGHT)※デビュー戦
▼フライ級5分2R
山内 渉(FIGHT FARM)
vs
植木“令和”新(シューティング宇留野道場)
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