【ベラトール】フェザー級頂上対決のパトリシオ・ピットブルとマッキーがブチギレ会見、壇上からベルトが落ちるなど、乱闘寸前の騒ぎに
8月1日(日本時間)に開催される『Bellator 263』の事前会見が行われ、メインイベントのフェザー級ワールドGP決勝で対戦する、同級級王者パトリシオ・ピットブル・フレイレ(33=ブラジル)と無敗の同級1位、AJ・マッキー(26=米国)が出席した。
会見の冒頭、パトリシオは「キャリアの最大の戦いの一つ。しかし、これまで、マッキーと同等レベルの選手と戦ったことがあるから、心配などない」と王者の余裕を見せると、マッキーは「この瞬間のために練習を続けてきた。私のレガシーのために戦う。世界王者のベルトを巻いて良い時期だ」と、野心を見せる。
しかし、元MMA選手のアントニオ・マッキーを父親に持つMMAサラブレッドのマッキーは、パトリシオが以前「父親の前で倒す」と発言したことを持ち出し「自分が言ったことを覚えているか?それならば、俺はオマエの妻と子供達の前でオマエを倒してやる。これでどうだ、ディスる会話がしたいんだろ?」と挑発すると、会場の空気は一変。
パトリシオは「今からやってもいいんだぞ」と持っていたマイクを投げ捨て立ち上がると、マッキーも立ち上がり、乱闘寸前の緊迫状態。言い争いが続く中、壇上の長机に置かれたベルトをマッキーが乱暴に掴み上げると、パトリシオが「これは俺のベルトだ、触るな」と大激怒。さらに、取り返そうしたベルトは掴み損なって壇上から落ちてしまう。
「このベルトはオマエには相応しくない」とマッキーが舌戦を続ける中、パトリシオは最後、椅子を蹴ったりマイクを倒したりしながら、会場を後にした。両者の間に入り乱闘を阻止したコーカー社長だったが、この騒動は想定外だった様子で「明日行われる公開計量はセキュリティーの数を増やして望まないといけない」と語った。
王者パトリシオはライト級とフェザー級のベルトを持つベラトール史上3番目の2階級制覇王者。前戦となる4月3日の準決勝ではエマニュエル・サンチェスを初回一本勝ちで仕留めるなど、その絶対的な強さに陰りはない。
対するマッキーは元MMA選手のアントニオ・マッキーを父親に持つMMAサラブレッド。デビュー以来、負けなしの17連勝中。前戦となる昨年11月の準決勝では、RIZINバンタム級王者・堀口恭司と激闘を交わしたダリオン・コールドウェルに、わずか71秒で一本勝ちし、こちらも死角がない。
この試合はGP決勝であると同時にタイトル戦でもあり、トーナメント優勝者には、優勝賞金100万ドル(約1億1000万円)が与えられるが、前哨戦から炎上した両雄の対決、軍配が上がるのは果たして、パトリシオか、マッキーか。
▶︎次ページ【動画】は、ピットブルとマッキーの“乱闘騒ぎ寸前”ブチギレ会見!
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