【UFC】ホワイト社長がヌルマゴメドフの復帰に言及「彼は終わった、やれることは全てやった」
8月8日(日本時間)に米国テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで開催された『UFC265』の大会後会見にダナ・ホワイト社長が出席し、29戦無敗のまま現役引退した元ライト級世界王者ハビブ・ヌルマゴメドフ(32=ロシア)について言及した。
【動画】は、“無双”の強さ!ヌルマゴメドフのKO&一本ハイライトシーン
昨年10月のジャスティン・ゲイジーとの王座統一戦を最後に引退したヌルマゴメドフ。そこからホワイト社長は何度もヌルマゴメドフと接見し、現役復帰するように説得を続けていたが、これ以上は無理だと悟ったようだ。
「私は(ヌルマゴメドフ復帰についての)全ての希望を捨てた。だから、君達もそうすべきだ。彼は終わったんだ。信じて欲しい。私はやれること全てをやった」と、ヌルマゴメドフのオクタゴン復帰はないと明言。
その理由に「彼は選手からコーチとしてその役割を移行させている。彼は無敗のキャリアのまま引退した。今度はコーチとして無敗を目指すようだ。彼には成功という言葉しか見当たらない。人生の次の章へ移ってしまった」と、コーチとしての成功を挙げた。
事実、今年に入り、MMA世界メジャーのUFCやベラトールを舞台に、ヌルマゴメドフがコーチする“チーム・ヌルマゴメドフ”の選手達の活躍は目覚ましい。UFCでは、幼馴染みのイスラム・マカチェフが2戦連続の一本勝ち。また、8月1日(日本時間)に開催されたベラトールの大会では、ガジヒ・ラバダノフ、イスラム・マメドフ、ウスマン・ヌルマゴメドフら3選手が、ヌルマゴメドフがセコンドに付く中で全勝を挙げている。
ヌルマゴメドフはまた、昨年末にロシアのMMA団体を買収し『Eagle Fighting Championship』として運営。さらに、親交のあるロシアのウラジミール・プーチン大統領の後ろ盾がある中、MMAを五輪種目にする活動を行うなど、ホワイト社長が言う様に、既に次のステージへ歩みを進めている。
ヌルマゴメドフが亡き父親が望んでいた30戦無敗を達成する姿が見れないのは残念だが、MMAの更なる発展に尽力する彼の動向は今後も注目だ。
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