【K-1】“ザ・普通”松岡力「ムエタイの技を上回って勝ちたい」vs.ドゥワンソンポン「タケルのような戦い方が出来るように」=9.20ウェルター級王座T
9月20日(月・祝)横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN よこはまつり』の[K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R]で対戦する松岡力(日本/K-1ジム五反田チームキングス)とマキ・ドゥワンソンポン(タイ/真樹ジムAICHI)のインタビューが主催者より届いた。
松岡は今年4月に加藤虎於奈を破りKrushウェルター級王座を獲得してのK-1トーナメント出場となる。一戦一戦、負けたら引退という考えでいるという松岡は「前回も勝ってチャンピオンになったから続けていますけど、今回もそれ(負けたら引退)は変わらないです」とストイックな姿勢を見せる。
今までは「もう伸びるとこがないやろうな」と思っての引退発言だったというが「前回からトレーナーも代わって伸びしろが見えているんですね。そういうタイミングでトーナメントが決まったんで、以前とはちょっと違うモチベーションがありますね。前はただ“負けたらやめる”だったんですが、今は『ここまで強くなったので、それでも勝てなかったらやめよう』という考えですね」と心境に変化があった様子だ。
一回戦のドゥワンソンポンとの対戦を「僕、これまでタイ人とやったことないんですけど、もともとムエタイは好きで、以前はムエタイの練習もしてたんですよ。ムエタイは芸術ですし、タイ人は技一つ一つも上手じゃないですか。そういう選手と1回戦で戦えるのはうれしいですね」とコメントし「僕は今まで、ムエタイを見て格闘技を勉強してきたと言っても過言ではなくて、どの技を取ってもムエタイ選手の技が一番キレイやと思うんですよね。そのキレイさを上回って勝ちたいですね」と、試合展望を語る。
トーナメントではみんな気になるという松岡だが、反対ブロックの野杁正明には一度負けているためリベンジしたい気持ちがあるという。優勝候補と言われる野杁と安保瑠輝也にも「全然負ける気はしてないですね」と自信を見せる。
最後に松岡は「会見でも言いましたが、今回のトーナメントで僕が一番普通の人間やと思います。みんな華があって個性もあって、僕だけ“ザ・普通”みたいな人間です。でも“ザ・普通”が優勝するところも面白いと思うんで期待していてください」と意気込みを語った。
対するドゥワンソンポンはタイ出身で強烈なフックとローキックを武器とするアグレッシブなファイター。8歳からムエタイを始め、現在は日本の真樹ジムAICHIでトレーナーをしながら戦っている。
K-1はムエタイと違いヒジ打ちや組んでからの攻撃が禁止されているため、ドゥワンソンポンは「ムエタイのスタイルのまま戦っていては、K-1ルールで勝つことは出来ない。K-1で勝つためにはスピード・技の多さが必要だと思っている」と分析。K-1では武尊の戦い方が好きで「タケルの試合をたくさん見て研究している。もちろんタケルと同じことは出来ないが、自分もタケルのような戦い方が出来るように練習している」という。
また、過去に同じタイ出身でムエタイ選手のゲーオ・ウィラサクレックがトーナメントで優勝してベルトを巻いていることに対して「ムエタイとK-1は違うもので、そのなかでムエタイの方が強い部分と弱い部分があって、ムエタイの強さを出して勝ちたいと思っている。ゲーオやゴンナパーのことは尊敬しているし、特にトーナメントで優勝したゲーオがどんな戦い方をして、どんな練習をしていたのかはとても参考になるよ」と語る。
一回戦で対戦する松岡には「映像も見たけどKrushの現役チャンピオンでとても強い選手なので、彼と戦うこと、自分がどこまで出来るかが楽しみだ。もちろん自分としては勝つチャンスがあると思っている」とコメント。トーナメントで他に注目している選手は、先月7月のK-1福岡大会で試合を間近で見て、ぜひ戦いたいと思った安保の名前を挙げた。もう一人の優勝候補・野杁に対しては、強いことは知っているが勝つために苦労しない相手だと思ったという。
このトーナメントは自分にとって過去最高のチャンスだというドゥワンソンポンは、最後にK-1のベルトへの想いを「一言で言い表すのは難しいね。K-1チャンピオン=スーパースターだと思うし、K-1チャンピオンになれば格闘技人生も変わるだろう。タイでムエタイをやっている選手たちでも、K-1チャンピオンになりたいと思っている選手はたくさんいるから、K-1チャンピオンへの想いは簡単には言葉にできないね」と語った。
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