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【K-1】“先輩越え”狙う林健太「唯一勝てるのはメンタル、今の俺だったら届く」対する佐々木大蔵「勝負は残酷、お互い全力を出し合う」

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2021/08/29(日)UP

激突する元同門、林(左)と佐々木(右)(C)K-1

 9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN〜よこはまつり〜』。K-1スーパー・ライト級ワンマッチで対戦する、林健太(27=FLYSKY GYM)と佐々木大蔵(30=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の両選手のインタビューが、主催者を通じて届いた。

 林は19年3月のタイトルマッチで卜部功也を下し、K-1世界王者に。昨年3月から2連敗し、ライト級王座から退いた。今年5月に階級を上げ、今までKO負けの無いヴィトー・トファネリにKO勝利しスーパー・ライト級初戦を飾った。

林(右)の強烈なパンチにトファネリの顔が歪む

 対する佐々木はKrushスーパー・ライト級王者。昨年2月にはKrushで2階級制覇を達成し、現在は7連勝中。昨年12月の両国大会以来のK-1参戦となるが、相手はかつての後輩・林となった。

 林は先輩の佐々木の印象について問われると「ほんまテクニック、パワー、スピード、どれをグラフにしてもトップクラスだと思いますし、練習ではもう強くて無双しています。でもトファネリ戦の前に練習させてもらって、だんだん背中に追いつけている感じがありました。大蔵くんに唯一俺が勝ってるのはメンタルの部分だと思うし、パワー・スピード・テクニックでそこそこのレベルでやり合えれば、気持ちで差をつけられる。今は昔の自分じゃないと胸を張って言えるし、今の俺やったら届くかもしれないと思ってます」と、強い精神力で対抗する。

 佐々木を越えた後に見据えるのは、王者・山崎秀晃選手の持つベルトへの挑戦だ。「もちろん俺はK-1のベルトを巻きたいし、ベルトを巻く姿を待ってくれている人がたくさんいます。日本人No.2と言われている大蔵くん、今K-1 JAPAN GROUPでヒデさんに次いでいる大蔵くんに勝てる人は他にいないと思うので、ここで勝ってヒデさんに近づきたいと思います」と、“先輩越え”で王者のベルトを巻くと誓った。

鼻血を流しながらも強烈な左ミドルを蹴る佐々木

 対する佐々木は旧知の仲の林のファイターとしての印象を「やっぱりパンチのイメージというか、一発もらってもその倍返してくる。(卜部)功也とやった試合はすごく印象的で、気持ちを見せる選手というか、気持ちで戦う選手だなと改めて思いました。健太はお客さんの心を揺さぶることができる選手ですよね」と、林自身が“気持ちの強さ”を自負する様に、佐々木もそれを認める。

 佐々木は続けて「いざ試合になったらお互い色んな思いが乗っかると思います。僕と健太にしか生み出せないものがあると思うし、それを横浜アリーナという会場でお客さんと一緒に作り上げていけたらと思います。勝負ごとなんで勝者と敗者がいて、残酷な部分はありますけど、お互いに全力を出し合えたらいいなと思います」と、静かに闘志を燃やした。

▶︎次ページは【動画】林vsトファネリの激闘シーン!林のメンタルの強さはここに

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