【RIZIN】浜崎朱加と9年ぶり再戦の藤野恵実「お互い一歩も引かない試合になる、絶対に負けたくない」
9月19日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.30』で、RIZIN女子スーパーアトム級(-49.0kg)王者・浜崎朱加(AACC)とワンマッチ(49.0kg戦/5分3R)で対戦する、パンクラス女子ストロー級(-52.2kg)王者・藤野恵実(FIGHT FARM/トライフォース赤坂)が公開練習を行った。
藤野は公開練習で、ボクシングミットへのミット打ちを披露。対戦相手・浜崎と同じくサウスポーに構えたトレーナーのミットに、軽快なステップからのコンビネーションを繰り出した。
練習後の囲みで藤野は、今回の浜崎戦について「この階級で一番強いのは浜崎選手。オファーが来た時は『やらせていただきます』と。階級下で戦うことは想定していなかったけれど、お互い(今後)試合をそんなに出来るわけではないので、最後のチャンス」と、願ってもないとオファーを受けたと語る。
下の階級に落とす藤野だが「あと4kgくらいの所までは落ちている」と、順調だと言う。プラス4kgは、普段の試合なら計量前日くらいの体重だ。「気を抜かずに落としていけば問題ない」と、体重問題は心配ないと語った。
相手の浜崎の印象について「強い。極めも強いし身体も気持ちも強い。同じ格闘技選手として尊敬している」と同世代のベテランファイターとしてリスペクト。浜崎を絶対王者と見るかとの質問には「(ハム・ソヒ戦以外)ほぼ負けがない。穴が無く完璧」だと認める。
そんな浜崎戦の展望として「勝つつもりで練習しているし、勝算もある。もっともお互いすんなりいかないかなと思っている。ドロドロした削り合いの勝負。そこで絶対に負けたくない。簡単に勝てるとは思っていない」と、競り合った末に勝利を奪いたいと語る。
さらに「浜崎選手も絶対引かないだろうと思っているので、バチバチの打ち合いになるのかなとは覚悟しています。そこで勝ち切る。お互い一歩も引かない試合になる」と激闘を予想。
極めの強い浜崎だが、今まで一本負けを喫したことのないのが藤野だ。藤野は「3R通して勝ちきりたい。グラウンドでも打撃でも、全ての部分で上回っていけばいいのかな。パワーは本当に(減量で)落ちていないので。浜崎選手は下の階級でやっているので、上の階級でやってきた人間なので。その差はわかるんじゃないかな」と技術、フィジカル共に上回る。
藤野と浜崎は12年に『JEWELS』で対決している。ライト級(現ストロー級)初代女王の浜崎に、パワフルな打撃で藤野が”特攻”。浜崎は手数で劣勢となるも、マウントからのパウンドなどコントロールで上回り防衛成功した。
藤野は「以前はガラガラの会場で試合していたのが、大きな舞台で見てもらえる。男女関係なく、『すごく面白い試合』『こんな試合は出来ないよ』と思ってもらえるような試合をしたい」と今回の大舞台に意気込む。
最後に「年齢とか性別とかの差が皆さんにもあると思うんですけど、それでもやれるんだよという所を見せられれば」と意気込んだ。
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