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【RISE】志朗、那須川天心と拳を交えた大﨑孔稀を“予想以上”と評価も「那須川天心に近い男は自分しかいない」

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2021/09/15(水)UP

鋭いハイキックを蹴りこむ志朗

 9月23日(木・祝)神奈川・横浜アリーナで開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA』。RISE DEAD OR ALIVE 2021‐53kgトーナメント準決勝で、大﨑孔稀(OISHI GYM)と対戦する志朗(BeWELL キックボクシングジム)が公開練習を行った。

【動画】志朗のバネのあるシャドー、そして全力ミドル10連発!(公開練習映像)

 当初、志朗の相手はRISEスーパーフライ級王者・大﨑一貴だったが、大﨑が練習中に右足を骨折。そのため7月のリザーブマッチで金子梓に勝利した、弟の孔稀が本戦繰り上がり出場で志朗と対戦することになった。

タイで磨きぬいたミドルキック

 その孔稀は、若干21歳にしてWMCスーパーフライ級王座など多くのタイトルを獲得してきた実力者。近年は兄の一貴と共にRISEの舞台に上がりKO勝利を飾ると、今年4月にはタイの本場で活躍する福田海斗に勝利してBOMのベルトを奪取。6月にはRIZINで那須川天心vs.3人スペシャルマッチに出場し、那須川とボクシングに準じたルールで拳を交えている(勝敗なし)。

 志朗は公開練習で、バネのあるシャドーを披露。2R目には、キックミットにシャドーと同じく弾みのあるインステップからパンチ、右ミドル、右前蹴り、右ヒザと立て続けにアグレッシブな攻撃を繰り出した。ラストはムエタイ練習の仕上げでお馴染みの、全力ミドルを10連発と気合が入っている。

 志朗は元々、大﨑兄・一貴とは5月の『RISE on ABEMA』で対戦予定だったが、一貴が新型コロナウイルスの濃厚接触者となり流れた経緯がある。
 志朗は対戦相手の変更について「ここまで話が流れたら、(一貴とは)縁が無いな」と割り切る。続けて「兄弟って便利だなと思いましたね。2人とも強いので、心境的な変化は無いですけど」と、弟・孔稀に変わっても油断は出来ないとする。

 孔稀の印象について志朗は「ここ1年ですごい伸びたなと。2年前は穴があったり、負けてる映像などを見ましたが、ここ最近はずっと勝ってますからね。骨格も大きいし、パワーもあるんじゃないかな」と勢いを評価する。

天心に孔稀の左フックがヒット!=今年6月

 一貴と孔稀との比較については「パワーでいうと兄(一貴)じゃないですか。技術は弟のほうがあると思う」と分析。どちらがやりやすいかとの問いには「前に来てくれる選手(一貴)も好きなので、どちらがやりにくいとかは無いですけど、映像で見る限り兄のほうが気持ちもあると思うし、やりづらいのでは」と孔稀とのテクニック対決のほうが相性が良いかもと答える。

 近年の孔稀の得意技はカーフキックで、今年1月にはカーフでKO勝利している。志朗は「(昨年の)55kgトーナメントでも植山(征紀)選手がカーフを蹴ってきましたが、自分はカット出来ているんで。防御やそれに合わせる技も練習しているので、カーフは通用しないと思いますね」と牽制。

■那須川天心と戦った孔稀のテクニックに「予想以上でびっくりした」

試合まで約1週間前、順調に仕上がりつつある

 試合内容については「圧倒的に勝たないと意味が無い」と差を見せつけるつもり。「那須川天心選手と比較してほしい。今は那須川選手がズバ抜けていて、その次が誰かという状態。けれど那須川天心に近い男は、自分しかいないと思ってもらいたい」と意気込む。来年春以降はボクシングの道を行く那須川に代わる者は、自分だと証明するつもりだ。

 その那須川と孔稀とは、6月のRIZINで3人スペシャルマッチの1人目として拳を交えている。志朗は「あれは試合って言っていいのかな、減量も無かったし」と前置きしながらも「予想以上だな」と感じたと言う。「孔稀選手のパンチが良かったので、それにはびっくりしました。しっかりストレートにフックを合わせたりして」と、孔稀のボクシングテクニックは想像を超えていたと語る。

1回戦、志朗がダウンを奪った右ストレートがヒットする瞬間

 とはいえ、現在の志朗の調子はすこぶる良いと言う。公開練習でのアグレッシブな動きに見るように「周りからの声で攻撃などのキレが増していると聞きます。55kgに近い動きが出来ていて、前回より全然良いパフォーマンスを見せられる」と仕上がりも上々とのことだ。

 準決勝のもう一つの山は、政所仁(魁塾)と風音(TEAM TEPPEN)の”親友対決”だ。志朗は予想として、両者とも強さが増しており「予想が難しいな、6:4くらいで政所選手。試合テクニックでは政所選手だけど、風音選手も前回の江幡戦で勢いがある。お互い仲が良いけれど、どちらが図々しく勝ちに行けるか」と、非情になれたほうが勝つと見ている。
 しかし志朗自身は「どちらが勝ち上がってほしい、というのはなく、全選手の映像の動きを見ながら研究している」と、どちらが決勝に勝ち上がっても対応出来ると落ち着いた表情で語った。

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