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【KNOCK OUT】龍聖「この勘違い野郎をボコボコにする」とベルトを前に圧勝宣言、銀次は”挑発”フェイスオフで闘志あらわ=前日計量

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2021/10/28(木)UP

計量パスした龍聖

 10月29日(金)東京・後楽園ホールにて開催される『KNOCK OUT 2021 vol.5』の前日計量が28日都内にて行われた。

 メインイベント(第9試合)KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦3分3R・延長1Rに出場する龍聖(TRY HARD GYM)、銀次(Next零)が計量に臨み、龍聖が57.5kg、銀次が57.3kgで共にリミットの57.5kgをパスした。この一戦の勝者には漫画家・森恒二氏より「創世のタイガ賞」とし30万円のウィンボーナスが進呈される。

前戦を初回KOでクリアした龍聖の右ストレート

 龍聖は、K-1で活躍したHIROYAが送り込む若きホープ。切れ味鋭いパンチと一撃必倒のハイキックを武器にデビュー以来6戦6勝6KOと破竹の快進撃を見せていたが、今年3月には初の判定勝利。しかし8月には1R KO勝利を挙げ、その強打を見せつけている。戦績は8勝8勝(7KO)。

 対する銀次は福岡在住で、九州の格闘技イベントで三冠王。今年5月にKNOCK OUT初参戦を果たすと、小笠原裕典と延長戦にもつれ込む大接戦を繰り広げドローの結果に終わったが、この階級で日本トップクラスの位置に近いことを証明した。さらに今月5日、KNOCK OUTトップ戦線の栗秋祥梧に2R KO勝利し、今回の決定戦出場者の資格を得た。戦績は17勝(7KO)3敗3分。

龍聖と王座を争う銀次も計量パス

 計量後の会見冒頭、カメラ目線を促されながらも銀次は龍聖から目を離さずフェイスオフを仕掛けた。「もうやってやろうかなと思って」と早くも闘志満々の様子を見せる銀次。「向こうからは何も無くて拍子抜けです」と、フェイスオフに応えない龍聖に不満げな様子を見せた。

 本大会のポスターヴィジュアルは龍聖の一人舞台。怒りを露わにした周囲が銀次のためのポスターを作るという、因縁を深めるような一幕もあった。そうした騒動を振り返った銀次は「自分が何か言える立場でもない。龍聖選手が注目されているなとは思った」と理解を示しつつも「個人的にはむかつく」とやはり不満を感じた様子。「結果が全て。ベルトを獲るか獲らないかで人生が変わってくる。全部ひっくり返ると思うので、明日は勝ってやろうと思います」と、初代王者のベルトを九州へ持ち帰る意気込みを見せた。

銀次が真っ向からフェイスオフ、龍聖は涼しい笑顔でかわす

 一方の龍聖はこれまでと変わらない自然体のまま会見へ出席。銀次の挑発にも「何をしてるの?という感じ」と、落ち着いた様子を見せる。ここまで8戦8勝7KOと破竹の勢いで重ねた勝利で呼び寄せたタイトルマッチ。自身初の王座が目前まで迫ったが「(心の動きは)さほどないですね。もっとあるかなと思いましたが、あまり感じません」と、やはり落ち着いた様子で明日を迎えるという。

 とはいえ王座を取ることの意味は理解している。「間違いなく分岐点になります。ここで獲ると獲らないかじゃ、大きく人生が変わる」と、格闘技人生における大きな岐路であると自覚。「チャンピオンになって、格闘技ファンが熱狂するような選手になりたいし、そういう試合をKNOCK OUTでももっと大きな舞台でもやれたらいいな」と、未来への飛躍のためにも王座を奪取する意気込みを見せた。

おとなしめの会見の最後を「勘違い野郎をボコボコにする」と”龍聖節”で締めた

 会見を通して落ち着きを払っていたが、最後には「明日はこの勘違い野郎をボコボコにします」と、”らしさ”を見せるコメントで会見を締めた龍聖。果たして王座を奪取し、ポスターヴィジュアル通りにKNOCK OUTの主役に君臨することはできるか。

 なお、全18選手が初回の計量で規定体重をクリア。明日の全9試合の実施が決定している。

<計量結果>
▼メインイベント(第9試合) KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦 3分3R・延長1R
龍聖(TRY HARD GYM) →57.5kg
vs
銀次(Next零) →57.3kg

▼セミファイナル(第8試合) KNOCK OUT-BLACK(ヒジ無し)ルール -76.0kg契約(3分3R・延長1R)
松倉信太郎(TRY HARD GYM) →76.0kg
vs
武来安(上州松井ジム) →75.3kg

▼第7試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級 3分3R・延長1R
中島弘貴(LALA TOKYO) →69.8kg
vs
平塚洋二郎(チーム・タイガーホーク/大道塾仙南支部) →69.8kg

▼第6試合 KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級/3分3R・延長1R
津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム) →70.0kg
vs
駒形賢太(レンジャージム) →69.3kg

▼第5試合 KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級/3分3R・延長1R
新田宗一朗(クロスポイント吉祥寺) →59.9kg
vs
力也(WSRフェアテックス湖北) →59.8kg

▼第4試合 KNOCK OUT-BLACK -87.0kg契約/3分3R
竜矢(伊原道場稲城支部) →87.0kg
vs
ナイト(レンジャージム赤坂) →86.7kg

▼第3試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級/3分3R
YUYA(クロスポイント吉祥寺) →64.4kg
vs
Apollo中山(GOD SIDE GYM) →64.9kg

▼第2試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級/3分3R
井樋大介(クロスポイント吉祥寺) →59.9kg
vs
向井貫太(WSRフェアテックス) →59.7kg

▼第1試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級/3分3R
乙津陸(クロスポイント大泉) →51.7kg
vs
ゾンビネーター今吉(GOD SIDE GYM) →51.7kg

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