【KPKB】銀次が栗秋祥梧にKO勝利しKNOCK OUT王座挑戦アピール、大泉翔はキック初勝利、栗原陵が新王者に
KPKB実行委員会
『九州プロキックボクシング vol.4』
2021年9月5日(日)福岡・アクロス福岡イベントホール
▼メインイベント(第11試合) スペシャルファイト フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
〇銀次(Next零/KPKBフェザー級王者)
KO 2R 1分40秒
●栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)
大分出身の栗秋は26歳ながら、和製ムエタイファイターとして地元・九州で重ねたキャリアは50戦以上。ISSHIN、大和、stair king、PRINCE REVOLUTION(二階級制覇)といった九州の大会で獲得した5つのタイトルを引っ提げて18年に上京し、クロスポイント吉祥寺の門を叩くと、天性の当て勘を武器に国内外の強豪としのぎを削る。
常に王座を狙うポジションに位置してきたが、宮元啓介、ダウサコン・モータッサナイ、笠原友希といった実力者相手に連敗が続いていた。しかし今年5月のKNOCK OUTではTENKAICHIバンタム級王者・No-Ri-を右ハイキックで1R KOし復活を果たした。
その栗秋を迎え撃つ銀次は福岡在住でKPKBのタイトルのほか、TENKAICHIフェザー級王者、大和57.5kg王者の三冠を保持する。今年5月にKNOCK OUT初参戦を果たすと、小笠原裕典と延長戦にもつれ込む大接戦を繰り広げドローの結果に終わったが、この階級で日本トップクラスの位置に近いことを証明した。戦績は16勝(6KO)3敗3分。
なお、両者は過去2度対戦し、銀次が判定勝利を飾っており、今回はKPKB王者としてメインで栗秋を迎え討つ。
1Rから積極的に攻めに出る銀次に対して、栗秋は退がりながらインローを返すが、ロープを背負ってやや劣勢。
2R、さらに勢いを増した銀次が右ミドルをボディに突き刺し、ロープ際に詰めて右ボディをヒットさせると栗秋はダウン。肋骨を痛めたか、そのまま10カウントを聞いた。
試合後のマイクでは、スペシャルリングアナウンサーを務めていたKNOCK OUT宮田充プロデューサーに対して「現在空位のKNOCK OUT-BLACKフェザー級ベルトを狙っています。ぜひチャンスください」とアピールした。
▼セミファイナル(第10試合) スペシャルファイト スーパーライト級(-65.0kg) 3分3R延長1R
●康弘(ゴリラジム/KPKBスーパーライト級王者)
判定0‐2 ※29‐30、28-30、30-30
〇大泉翔(team SHOW TIME)
康弘は西日本鉄道で運転士兼車掌として働く”戦う車掌”。会社にもプロキックボクサーであることは報告済みで、社報で取り上げてもらうこともあるという。2017年11月にプロデビューし、アグレッシブなファイトスタイルを武器に、2019年11月には大和KICK65kg級王座を獲得している。前戦は今年7月のKNOCK OUTで、バズーカ巧樹に3R KO負けを喫した。
対する大泉はプロボクシングで西日本新人王のタイトルを獲得。2019年4月、Krushでのキックデビューの山際和希戦ではKO負けを喫するも先制のダウンを奪取。続く8月のK-1では木村”フィリップ”ミノルと対戦するも木村の圧倒的な攻撃力の前に3度のダウンを奪われ1R KOで散った。試合は昨年10月のKrush-EXで稲垣柊戦で敗れて以来の試合となる。
1R、大振りのパンチを狙う大泉に対して、康弘はガードを固めて右インローの攻め。ともに決定的な場面は作れなかったが、ジャッジ2者の支持を得た大泉が、キック転向6戦目にして初勝利を飾った。
試合後のマイクでは、視察に来場していたK-1関係者に「K-1の12月4日、大阪大会に出たいです」とアピールした。
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