【RISE】原口健飛の前に立ち塞がるGLORY世界王者ペットパノムルン、「チャンスがあればKOを狙います」
今年11月14日のRISE大阪大会で、欧州の格闘技団体GLORY世界フェザー級王者ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ)が参戦することが決まった。第6代RISEライト級王者・原口健飛(23=FASCINATE FIGHT TEAM)戦へ向けて、12日、リモートインタビューに応じた。
ペットパノムルンは、2018年5月17年に野杁正明に勝利したアブデラ・エズビリを左ミドルキックで滅多打ちにした後、左ハイキックでKO勝ちを収め、この試合で2年連続GLORY年間最高KO賞を受賞。現在までGLORYで勝ちを重ねており、王座を4度防衛した最強のムエタイ王者だ。
【動画】原口と対戦のペットパノムルンの驚異の飛び蹴り!豪快なKOの瞬間
9日朝、羽田空港に到着したペットパノムルンは、新型コロナウイルス感染症対策のため、そのまま大阪へ移動してホテルで隔離生活を送っている。練習用の部屋にはフィットネスバイクも用意されて、最終調整ができるように配慮されているという。食事は、すべて部屋前まで運ばれての完全バブル方式。もちろん外出することはできない。試合まで厳しい生活を強いされているが、「減量は、あと1kgなので大丈夫です」と、すべてがうまくいっていることを明かした。
最後に試合をしたのが、1ヵ月前の10月15日、タイのペッティンディージム主催の大会に出場した。海外での試合は、オランダで2年前まで遡る。2年ぶりの海外の試合は日本となるが、「ようやく日本で試合ができて嬉しい。試合が終わったら、寿司とラーメンを食べたい」とペットパノムルンは笑顔を見せた。
対戦相手の原口に対しては、「映像で2、3試合を見ましたが、強いと思いました。パワフルで速くて、手強い相手。とくにパンチが速く、蹴りもうまいですね」と警戒心を強めている。原口はペットパノムルンをレジェンドとして尊敬しているが、本人にそのことを伝えると額面通りには受け止めていなかった。「尊敬してもらって、ありがとうございます。でも試合は何が起こるか分からないので、油断をしないようにします」と一分の隙もない印象だ。
海外でKO負けは許したことがなく、タイ国内で2、3回KO負けをしたことがあるくらいで、しかも昔のことでその試合も覚えていないという。
気になるのは、RISEのルールに順応できるかどうかだが、「まったく問題ないです。攻撃の制限があるキックルールはGLORYの大会で慣れていますので、RISEも大丈夫です」とこちらもマイペンライ(大丈夫)だ。ちなみにGLORYは、来年の大会へ参戦する計画があるという。
ファンはKO決着を望むが、「相手のバックキック、ハイキック、パンチなど十分な対策を作ってきたので、楽しみにしてください。チャンスがあればKOを狙います」とペットパノムルン。彼の名前であるペットパノムルンは、「ダイヤモンドの城」の意味がある。頑強な城壁が、原口の前に立ち塞がる。
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