【KNOCK OUT】12連勝達成の安本晴翔がまるで敗者のように悔しさ滲ませる「あんな感情を出す安本選手は初めて見た」(宮田P)
11月28日(日)東京・後楽園ホールにて開催された『KNOCK OUT 2021 vol.6』。スーパーファイト KNOCK OUT-BLACK -58.0kg契約で角田泰盛(CRAZY WOLF)を判定で下した安本晴翔(橋本道場)が29日、一夜明け会見に臨んだ。
会見が始まると、安本は「モヤモヤする試合で、すっきりしない試合してしまいました」と声を詰まらせた。本来、一夜明け会見は勝者のみが出席することがほとんどのため、緊張感から解放された選手が、明るい表情で受け答えることが多い。ところが、今回の安本は、まるで敗者のようでもあった。理由は、KOまであと少しと迫った後、角田の猛反撃を受けたからだろう。
一夜明けても悔しさを募らせる安本。その悔しさの原因が相手なのか自分なのか聞かれると、「自分ですかね。これまでKOで勝ってきて、次もKOしないといけない。今年は全部KOで締めたいと言ってきて。モヤモヤが残る試合をしてしまって。ミットを持ってもらった師範(橋本会長)に申し訳ないです」と言葉を振り絞った。
相手をナメていたのかの問いには、「どの相手でもナメていることはしていません。ただ、2Rに後ろ廻し蹴りでダウンを奪って、『KOした』って油断があって。相手が立ってきて動揺もあったし、疲れも出てきて。3Rからは体が動かなくなってしまいました」と油断が苦戦を招く怖さを露呈した。それでも、「練習が足りないのかなと感じでした。この試合で弱点があると思われたかもしれませんが、次の相手にはそれは違うと思わせる試合をしたい」と前を向いた。
健闘が目立った角田に対しては、「勝つんだという気持ちが(自分よりも)何倍もあって。すごいリスペクトできる選手だなと思いました」と脱帽した。ちなみに宮田プロデューサーは、「必死に戦う選手が相手だと、安本選手でもああなってしまうことを感じました。あんなに感情を表に出す安本選手は初めて見ましたので、やってよかったですね」と振り返り、角田に1月大会出場の打診をしたことも明かした。対戦相手は発表されていないが、安本とのダイレクトリマッチになれば、かなり盛り上がりそうだ。
しかしながら、これで安本は12連勝。安本は、「課題が見つかったんで、まだまだ成長できるかなって。来年は、倒せないんじゃないかなって思われる存在になりたいです」と唇を嚙みながらも気持ちを切り替えた。ここで失速してしまうのか、それともさらに強くなるのかは、本人次第だろう。
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