2021/12/25（土）UP
（最終更新：2021/12/25 17:26）

RIZINの那須川天心ラストマッチの相手は五味に決まった

　12月31日（金）さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.33』で那須川天心（23＝TARGET/Cygames）と五味隆典（43＝イーストリンカンラスカルジム）の対戦が本日25日発表された。
　RIZINスタンディングバウト（キックなし・ボクシングに準じる）特別ルール 3分2Rで行われる。スペシャルエキシビションマッチで判定なしのKO制だ。

【フォト】会見での五味の表情、那須川は時折、笑顔も見せる

　五味は元修斗世界ライト級王者にして初代PRIDEライト級王者の実力を持つMMA界のレジェンド。昨年大晦日に皇治とボクシングルールで対戦し2-0の判定勝利。打撃戦だけでも十分な強さを見せた。
　那須川は来年ボクシングに転向を控えるキックボクシング界の絶対王者で那須川も昨年皇治を判定で下している。

　しかし、両者の体重は23kg差（共に前日計量の数値）だ。五味は那須川のスピードについていけるのか。またこの体重差の衝撃は那須川は大丈夫なのか。

会見の模様

　榊原代表によると、元々、天心の相手は次世代のキックを担うキック界の選手と定め、元ラジャダムナン＆ルンピニー・ミニフライ級王者の吉成名高を候補に挙げていた。6月に吉成にオファーしたところ、体格ができてないので大晦日に標準を合わせたいということだった。そして12月5日、吉成はBOMのリングで天心の55kgに2階級も体重を上げてタイ選手に判定定勝ち。しかし試合5日後に吉成陣営が断ってきたという。試合は勝ったが編集部の印象では55kgではまだ体が厳しいかという感じだった。交渉の条件も合わなかった可能性もある。
　そこで新たに天心の相手を探すことに。またKNOCK OUTのリングでKOを重ねる龍聖にも急遽オファーしたが怪我で無理だったという。

　榊原代表は天心が「五味さんとだったら面白いんじゃないか。2週間前だった。意を決して五味に頼んだら”えー2週間ですよ”と言いながら了解してくれた」と語った。

　五味は会見で「できる限り練習をします。体重を絞って」と短期集中で合わせると意気込んだ。
　那須川は「オファーしても断られてしまう。ちょっと悲しくなったんですけど、五味さんとだったら最高の引退ができる。RIZINでPRIDEが体験できるとは思ってなかった。自分のやってきた想いを全て、RIZIN最後の試合、五味さんに見せたいなと思っています」と語った。

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