【RIZIN】巨人症と戦う関根がシビサイを下した渾身のジャーマン「あれを食らったら、動けない」

2022/01/01（土）UP
（最終更新：2022/01/01 12:25）

 　12月31日（木）にさいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.33 』のRIZIN MMAルール（120.0kg）5分3Rで、シビサイ頌真（パラエストラ東京）を鉄槌連打でKOした関根“シュレック”秀樹（ボンサイブルテリア）が試合後のインタビューに応じた。

　関根は、プロレスラー、柔術全日本王者でサブミッションのスペシャリスト。元警察官で48歳の“アラフィフ”ファイターだ。シビサイは、今年6月の『RIZIN.28』でスダリオ剛と対戦して3Rチョークスリーパーで勝利を収め、人気急上昇中。現在日本人のヘビー級ではトップの実力を持つ。

　試合は、関根とシビサイが打撃と寝技のシーソーゲームを展開する。関根はジャーマンスープレックスでシビサイを投げつけるなどヘビー級らしい迫力のある攻防が続く。最後は関根がサイドポジションからの鉄槌連打でシビサイを下した。

　インタビュールームに現れた関根は満身創痍で、歩くのがやっとという状態。顔を歪ませた関根は大みそかの大舞台について、「夢の中にいる感じで、自分がここにいることが信じれない感じでした」と言葉を詰まらせた。シビサイとの激闘を振り返り、「死んでもいいと思ってやったから、勝てたのかもしれません。自分は病気（巨人症）で、1ヵ月に1回は必ず病院に行っています。そういった病気の人にも元気になってもらいたい」と最後は気持ちで勝てたという。

　シビサイを投げた場面は、「自分はプロレスでジャーマンスープレックスを決め技にしています。ジャーマンって、すごいんです。あれを食らったら、動けない」とジャーマンが勝敗をわけたと主張した。

　試合を振り返ったシビサイは、「最後の形は覚えてない。下になって体が動かなかったです。負ける時もあれば、勝つ時もありますので。またやり直したい」と再起を誓った。

　最後に関根は、「12月にプロレスの試合オファーをもらっていて、これ一本にかけました。プロレスは最強だって証明したかったんです」とプロレスラーの意地が勝因になったと振り返った。

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