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【ジャパンキック】三冠王・馬渡亮太が芸術的なヒジ打ちで元ムエタイランカー撃破、麗也はNJKF対抗戦KO勝利で「世紀の対決が決まった大会に出たい」

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2022/01/09(日)UP

渡辺(左)は的確にパンチを当てていき、皆川を下した

▼第8試合 57.5kg契約3分3R
〇渡辺航己(JMN/ジャパンキック フェザー級王者)
判定3-0 ※三者ともに30-27
●皆川裕哉(KICKBOX)

打ち合いを挑んだ皆川

 渡辺は、20年1月の第2代ジャパンキックフェザー級王座決定戦で櫓木淳平を下して王座を獲得。皆川裕哉と、どんな試合をするのか注目が集まった。

 1R、渡辺はパンチから蹴り、蹴りからパンチへつなげるコンビネーションで攻める。皆川は右ローキック、右フックと単発ながらパワフルな攻撃を見せた。ときおり、渡辺の右フックが入る場面があった。

渡辺の勝利

 2R、互いに入り際でパンチを合わせる。これを繰り返す場面が多く、渡辺のパンチがときおり皆川の顔面をとらえる。渡辺はヒザ蹴りも入れながら、皆川を崩しにかかる。大きな差はないが、やや渡辺の方が的確に攻撃を入れていった印象だ。

 3R、入り際の打ち合いは続く。渡辺はミドルキックやハイキックを合わせていく。皆川はパンチを打ちにいくが流れてしまう。渡辺は冷静に右ストレート、ハイキックを合わせていくもクリーンヒットしない。最後までバタバタと動き回り、打ち合う形が目立つ。判定勝負となり、3-0で渡辺が勝利を収めた。


モトヤスック(右)はヒジ打ちを井原に当てていく

▼第7試合 68kg契約3分3R
〇モトヤスック(治政館/ジャパンキック ウェルター級王者)
判定3-0 ※三者ともに30-27
●井原浩之(ハーデスワークアウト/元MA日本ミドル級王者)

井原は蹴りで反撃したが、判定負け

 モトヤスックは2020年1月に政斗との同門対決タイトルマッチを制し初代ジャパンキックウェルター級王座を獲得。同3月に高校を卒業したばかりの治政館の若きエース。2018年から2020年にかけては無敗、2021年初戦は野津良太を下した。

 対する井原は、17年5月にMA日本ミドル級王座決定戦でyama刃を下して念願のタイトル獲得。18年6月にはMA大阪大会で竹市一樹を挑戦者に迎え、初防衛に成功。19年2月に横山剛との防衛戦に敗れている。

モトヤスックが井原を下した

 1R、モトヤスックは右ミドルから右フック、左フックを狙う。井原はローキック。さらにモトヤスックは強烈な左フック。そしてミドルキックを連打で決める。左フックで腰を落とす井原。モトヤスックの攻勢が目立った。

 2R、モトヤスックは前へ出て左ミドルキックを決めていく。パワーのある蹴りに、ざわめく会場。井原は、ローキックを返すのが精一杯か。

 3R、井原はアウトとインにローキックを蹴り分け。モトヤスックは左ミドルキックを連打。井原の左腕が腫れてしまっている。井原はローキックに三日月蹴りを入れて攻撃するが、モトヤスックの圧力を受けてしまう。最後まで攻め続けたモトヤスックが判定3-0で勝利。マイクを向けられたモトヤスックは、「また出直します。次は倒します」と悔しそうに語った。

▶︎次ページは、藤原乃愛vs.撫子、その他の結果

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