【ONE】猿田洋祐、五輪レスラー相手の再起戦は「狂気が目覚めてきた。最後はフィニッシュする」ブルックス戦も狙う
2月11日(金)にシンガポール・インドアスタジアムにて開催される格闘技イベント『ONE: BAD BLOOD』のMMAストロー級マッチにて、元ONEフライ級世界王者で同級3位の猿田洋祐(34=和術慧舟會HEARTS)が、グスタボ・バラート(34=キューバ)と対戦する。猿田の試合前インタビューが主催者を通じて届いた。
【動画】猿田と王者パシオの激闘ハイライトシーン!4度目の対戦は実現なるか!?
猿田は19年1月に王者ジョシュア・パシオに挑戦し、判定勝利で世界王座を獲得したが、3ヶ月後のダイレクトリマッチでKO負け。そこから2連勝し、昨年9月に再びパシオとのタイトル戦にたどり着いたが、1Rに無念のTKO負けを喫した。今回、再びタイトルに向かうための重要な再起戦となる。
対するバラートは12年ロンドン五輪・レスリング(グレコローマン)のキューバ代表という経歴を持つ実力者。19年4月のONEデビュー戦で和田竜光に敗れるなど3連敗と苦しんだが、昨年7月に澤田龍人に判定勝利し、調子をあげている。MMA9勝4敗。
猿田はバラートについて「自分もストロー級で言えば小さい方なのですが、自分よりも骨格が小さい選手を見たことなかったですね。フライ級で彼が戦っていて、20cm以上リーチの差があるような選手と戦っていて、最後まで打撃を振り回してタックルして、会場が盛り上がる試合をしていたので、前から気になっていました」と激闘派で魅力ある選手だと評する。
バラートは元オリンピックのレスラーだが、猿田は自分のタックルに「自信はあります」ときっぱり。またグラウンドでの攻防でも「15年格闘技をやってきて、自分が背中を付けるっていうのはほぼないので、キープされないとかグラウンドでやられるっていうイメージは僕の中にはないです」と経験値に自信を持つ。
猿田は今年1月に待望の第一子(娘)が誕生した。しかし現在は妻子が実家に帰っており、一ヶ月ほど一人暮らしをしている。
猿田は「初心に返ったというか、結婚する前に似ていた気持ち、格闘技だけを考えていた時の気持ちになっていて、狂った部分というか、狂気が目覚めてきた。研ぎ澄まされてきたなって感じています。勝利に飢えている」とハングリーさが戻ってきたと語る。
試合展開については「苦しい試合になるという覚悟はあります。最後は、フィニッシュですね。打撃かサブミッションでフィニッシュする。そうすれば、自分の次の目標とか、ゴールに向かって良いアピールになると思いますので、狙っています」とフィニッシュ勝利を狙う。
昨年11月にはストロー級では世界トップのジャレッド・ブルックスがONEに参戦した。現在ONE2連勝のブルックスは、2月のランキングで猿田を飛び越えストロー級2位へ。
猿田は「彼のことは、5-6年くらい前から注目していたんです。ハーツで練習したことがあって、本当に衝撃を受けましたし、練習してこんなに強い奴が同じ階級にいるんだって思いました。そんな風に思ったのは初めてでしたね。去年ONEに来るって聞いて、運命を感じました。彼とやるチャンスがあるんだったら、やらないと終われないなって気持ちがありますね」とブルックス戦を望む。
前戦では王者・パシオとの3度目の対戦で1R TKO負けを喫したが「まだ戦っていない、ランキング内の選手、ランキング外の選手もたくさんいるので、そういう選手を一人ずつ倒していきたい」と挑戦資格を結果で示していきたいと意気込み「ストロー級のワールドグランプリをやって欲しい」ともアピールした。
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