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【RIZIN】ラウェイ世界王者の渡慶次幸平「舐めた相手を踏みつける」、対する柔術家スタローン「パウンドアウトで勝利する」

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2022/02/21(月)UP

対戦する渡慶次幸平(左)とハリー・スタローン

 2月23日(祝・水)に迫ったケージ(金網)ファイト『RIZIN TRIGGER 2nd』(エコパアリーナ=静岡アリーナ)の第9試合[73.0kg契約MMAルール]で対戦する、ラウェイ世界王者の渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)と、ハリー・スタローン(関谷柔術アカデミー)が試合前インタビューに応じた。

 渡慶次は2012年にパンクラスでデビューするが、2017年から「世界一危険な格闘技」とも言われる拳にバンテージのみを巻いただけで戦うミャンマーの伝統格闘技「ラウェイ」に参戦。2018年には世界王者となっている。
 ラウェイでの戦績は18846分。対戦相手は、ほぼ本場ミャンマーの選手であり、その選手たちを相手に勝ち越している。昨年11月のRIZIN沖縄大会でMMA復帰と、RIZIN初参戦を飾ったが、大原樹理を相手に1R16秒での秒殺KO負け。今回は再起を誓っている。

破壊力あるパンチを叩き込む渡慶次

 対戦相手のスタローンはDEEPを主戦場とする静岡在住の日系ブラジル人ファイター。キックボクシングの経験があり、ヒクソン・グレイシーカップ、柔術グランドスラムなどで好成績を残すなど実力派グラップラーだ。

 スタローンは「きっかけを作って、自分の名前を知ってもらいたい」とRIZIN参戦をきっかけにステップアップの希望を口にした。最終的には「チャンピオンになりたいし、海外でも活躍したい」と話す。そして、勝ったら、本来の体重であるフェザー級(66kg)の平本蓮と戦いたいと述べた。その理由は「彼とやればいろんな人に知ってもらえる」と、飽くなき上昇志向を垣間見せた。

RIZIN初戦で大原樹理(右)と対戦した渡慶次(21年11月)

 一方の渡慶次は、RIZIN2戦目への気迫を示す。前回は秒殺KO負けを喫しており「今回の試合で相手に負けるようだったら、RIZINに出る資格はない」と語る。続けて「ただ勝つだけではだめで、圧倒的に魅せて、『渡慶次、次、誰とやったら面白いだろう』ってファンのみんなが思ってもらえないと、RIZINファイターの資格はない」と自らを追い込んで、試合に臨む。

 そんな渡慶次は、ラウェイ世界王者であり、打撃の実績を誇る。しかし、スタローンは、渡慶次の印象を聞かれた際に「試合を見るとそんなに速くない」、「脅威ではない」と渡慶次を切って捨てる。フィニッシュについては「パウンドアウト」と語り、“渡慶次”狩りを誓う。

スタローンを「追い詰めて、踏みつける」と自信を語った渡慶次

 一方の渡慶次はスタローンの発言を「舐めている」と語った上で、「フィジカルも自分が上」と自信を見せる。「シンプルな寝技だけでも、僕の方が強い。横着せずに、相手が勝ち目なくなるまで追い詰めて、踏みつける」と、公開練習で見せていた踏みつけを見せていくと約束した。

 渡慶次を踏み台にして、スタローンがRIZIN戦線で名を上げるのか、それとも渡慶次が圧勝するのか。楽しみな一戦となりそうだ。

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