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【KNOCK OUT】”査定”を意識する日菜太「最後の最後までトップどころとやれる状態で終わりたい」

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2022/03/05(土)UP

日菜太(左)とサッシス

 3月12日(土)に東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT 2022 vol.2』で[KNOCK OUT-BLACK -72.0kg契約/3分 3R・延長1R]にて対戦する日菜太(クロスポイント吉祥寺)とサッシス(カンボジア)のインタビューが主催者より届いた。

■一年ぶりの試合「今はまた楽しく練習できてます」

日菜太

 日菜太は昨年2月に開催された『REBELS ~The FINAL~』で海人とREBELS-BLACK スーパーウェルター級タイトルマッチを行い、敗北を喫して以来のリング復帰となる。
 海人戦後、会長から「今までおつかれさん」と言われ「俺はもうこれで終わりなんだな。次は引退試合か引退セレモニーだな」と思い、キックをやる気がなくなり、1ヵ月ほど何もせず、その後もランニングや軽い筋トレを行う程度だった。

 しかし試合に向けて「今はまた楽しく練習できてます」と話す。「ずーっと同じことを繰り返してきたというのが練習での僕の強みだと思ってたんですけど、『そういう生活って楽しかったんだな』って、一回離れてみてまた戻ってきて、思ってますね。やっぱり俺は練習が好きだったし、キツい思いをするのが好き……だったのかはよく分からないですけど、格闘技をやってる時は楽しいんですよ」と、改めて練習や格闘技の楽しさを感じているようだ。

前戦、海人に蹴りを放つ日菜太(2021年2月)

 18歳でデビューした日菜太だが、今年8月には36歳になる。「昔は週6でやれたけど、今は週5だったり4日半にしたりして、休む日を作らないと体がもたなくなってきたというか。でもその分、経験値だとか、単純なパワーとかは若い時よりも、ついてきてるんじゃないかとも感じてます」と成長も見えているという。
「そこを差し引きして、最終的に過去最高の自分を作り上げて、すげえ強いヤツともう一回だけやりたいなっていう思いはありますね」と語った。

■「最後の最後までトップどころとやれる状態で終わりたいな」

2010年7月、アルトゥール・キシェンコにTKO勝利した日菜太

「アンディ・サワーが去年のONEでマラット・グレゴリアンとやって引退したみたいに、あんな試合を最後に俺もやりたいなと思ったんですよ。あんな、200戦近くやった超名選手が、最後に一番強い選手とやるっていうストーリーはいいですよね。俺も70戦以上やってきたので、最後に強い、いい選手とやりたいなと思って。最後の最後までトップどころとやれる状態で終わりたいなという思いがすごくあるので、そこはブレずにいきたいですね」と想いを語る。

 リミットを今年1年と決め、そこまで走っていくと決意した日菜太。「俺はいつも大事なところで勝てなくて、ここぞというところで落としてきましたからね。でもこの10年間以上、本当に世界のトップとやり続けてきた日本人は俺だって自分で信じてるので、最後の最後までそこに噛みついていきたいなと思ってます」と話す。
「2~3試合でそういう試合を見せて、最後の試合を組んでもらえるように、強い相手を呼んでもらえるように、周りの人たちに認めてもらいたいなっていう、”査定”ですよね。『僕の最後のわがままなので、応援してください』って言ってるぐらいなので」と笑みを見せた。

 最後に日菜太は「1年ぶりの試合でどれだけ動けるのか、『この1年、日菜太の試合は全部見たいな』と思ってもらえるような試合をするつもりなので、1年間追っかけるきっかけになってもらえればと思います」とメッセージを送った。

■サッシス「“クメール・ボクシング”の動きが見られるはずです」

息子のためにも勝利を誓うサッシス

 対するサッシスは、カンボジア出身の36歳。KNOCK OUT初参戦となった昨年7月の中島弘貴戦ではTKO負けを喫したが、今回は日菜太を相手に前回とは違う姿を見せようとしている。

 前戦をとても悔しい試合だったと振り返り「私以上に悔しい思いをした息子が、週一ペースで『なぜ負けたの?』と聞いてくるんですよ、今日まで。その方がよっぽど辛かったですね(笑)。もう聞かれないようにするためには、次は何としても勝たないといけません」と息子のためにも勝利を誓う。

蹴りを放つサッシス(2021年7月)

 前回は減量ばかり気にかけていたというが、今回は普通に練習をしていると語り「1ラウンドから自分らしい試合ができれば、前回よりいい試合をお見せできると思います。そうなれば自然と、私がカンボジアで身につけた”クメール・ボクシング”の動きが見られるはずです」と、自信を見せる。

 日菜太との対戦は「年齢も戦績も近い選手なので楽しみです」とし「身長が高い選手なので、距離が近くても離れていても警戒が必要だと思っています。気の抜けない相手ですね」と語るサッシス。「100%の自分をぶつけた上で、カッコよくKOで勝ちたいです」と意気込んだ。

2022年3月12日(土)『KNOCK OUT 2022 vol.2』
▼KNOCK OUT-BLACK -72.0kg契約/3分 3R・延長1R
日菜太(クロスポイント吉祥寺)
vs
サッシス(カンボジア)
☆この大会の詳細、対戦カード、チケット情報など

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