【RIZIN】浅倉カンナ2連敗からの脱出の鍵は「がむしゃら」、修斗王者SARAMIを破って昔の自分を取り戻す=4.17
4月17日(日)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナにて開催される『RIZIN.35』で修斗女子世界スーパーアトム級世界王者・SARAMI(31=パンクラスイズム横浜)と対戦する浅倉カンナ(24=パラエストラ松戸)が征矢貴(27=そや・たかき/パラエストラ松戸)と公開練習を行った。強い頃の自分を取り戻すべく、ひたすら練習に取り組んでいるという。
公開練習で浅倉は、2分間のグラップリングスパーを実施。シングルレッグを潰してギロチンチョークを極めていく、流れるような動きを見せた。
浅倉は、昨年3月に4連勝と波に乗る中で挑んだアトム級王者・浜崎朱加とのタイトル戦で判定負け、続く10月の大島沙緒里戦ではスプリット判定で敗北し、2連敗を喫してしまった。現在の心境については、「前向きだったり、不安だったり、どっちもですね。まだ不安は消せていないので、残りの試合までに期間で打ち消します。でも自分は不安だったり怖がっていると、試合当日にいいパフォーマンスができるので、不安と戦ってがんばります」と前向きに捉えている。
だが、今回の相手のSARAMIは昨年7月、3度目の対戦となった修斗王者・黒部三奈とのタイトルマッチでフルマークの判定勝ちを収めて、修斗世界王者となった強敵だ。再起戦で試練の一戦となるが、「でも2連敗の中、自分の強さを試せる相手なのでチャンスだと思っています。やってやるぞという気持ちです」とモチベーションは高い。
浅倉はSARAMIと黒部のタイトルマッチを会場で観戦。感想を聞くと「めちゃめちゃいい試合でした。負けて2週間後くらいだったので、あの試合を会場で見て、本当にいい試合で泣きながら帰りました。自分は情けない試合をしたのに、同じ階級のあの2人は、あんなにいい試合をして。自分もああいう試合をしたいです」と告白する。
過去2戦の反省点、修正点については、「技術的なこともたくさんあったんですけど、一番はがむしゃらな感じを忘れていたというか、試合に慣れてしまっていて。振り返れば、その気持ちは今ほどなかったかなと思います」と精神面の立て直しに力を入れていると明かす。
浅倉が連敗している中、ライバルの浜崎朱加が伊澤星花にTKO負けを喫した。この結果については、「ショックでした。自分が一番、倒したいという思いはなしにしても、浜崎さんが負けたのは、新しい選手たちに飲まれていくのかなと怖かったです。昨年の大みそかは試合に出られなかったので、余計に焦りました」と感想を述べた。伊澤に対しては、「すごく強い選手だと思います」と評価が高いものの、ライバル心は強いことだろう。
インタビューでは、何度も「がむしゃら」を強調した浅倉。原点に戻ることで、無敵を誇った浅倉カンナを取り戻したいのだろう。残り2週間、ラストスパートをかける。
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