【RISE】風音が悔し涙も天心を追い込み「拳に感触があった、この先、何も怖くない」

2022/04/02（土）UP
（最終更新：2022/04/02 22:28）

　4月2日（土）東京・国立代々木競技場 第一体育館で開催された『RISE ELDORADO 2022』で、那須川天心（23=TARGET/Cygames）のRISEラストファイトの対戦相手を務めた風音（23=TEAMTEPPEN）。結果は判定負けとなったが、天心の父・那須川会長と二人三脚で特訓に取り組み、本気で天心を倒しに行った。

【スロー動画】天心の左で風音がぐらつく！風音のリードパンチを天心が被弾するシーンも

　インタビューに応じた風音は、ときおり笑顔を見せたものの「悔しいです」とコメントして感極まって涙を見せた。同門の天心と練習ではなく試合で対戦し、「世界最高峰の選手とリングの中で戦ったんで、強かったです」と素直な感想を述べた。那須川会長との作戦は、「いろいろあったんですけど、相手にペースを取らせないとか、フェイントがうまいとか、もちろん分かっていたことなんですけど、会長に言われた通りにやったことがすべて出せました」という。

　判定については、「延長かなと思っていたんですけど、プロのジャッジがつけたことなんで何もないです。でも、負けたので悔しいです。俺が勝って、世界を変えると本気で思っていたので悔しい」と振り返った。
　試合では、風音のパンチが何発か当たる場面もあったが、「拳に感触がありましたね。抜けた（打ち抜いた）感触もあって。でも、駆け引きがうまくて、思った通りに強かったです」と真剣勝負で戦う天心の強さを実感した。

　天心は試合が始まると飛び蹴りの先制攻撃を仕掛けてきたが、「試合直前に『来るぞ』とセコンドと話していました」と読んでいたという。うまく反応できたのは、長く天心を見てきたことが大きかったのだろう。

　この試合で得られたことがあるか聞くと、「そうですね」と少し考えてから、「この先、何も怖くないということですね」と上を向いた。そして、「黒星も、これが最後です。あとは、すべて勝ちまくります」と続けた。

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