【UFC】L.ヘビーの元最強王者ジョーンズ、前ヘビー級王者ミオシッチと暫定王座戦が濃厚に
元UFC世界ライトヘビー級王者ジョン・ジョーンズ(34=米国)の、ヘビー級転向戦が具体性を帯びてきた。UFCダナ・ホワイト社長は米ニュースサイト『TMZ』の取材に今夏、ジョーンズと前ヘビー級王者スティペ・ミオシッチ(米)との対戦を計画していることを明かした。
UFCライトヘビー級において絶対的な強さを誇っていたジョーンズは、20年8月にライトヘビー級の王座を返上しヘビー級への転向を表明していた。
以降、ヘビー級で戦う為に必要な身体作りを行っていたが、昨年9月には車両破壊とDVの容疑で逮捕されるなど、相変わらずの問題行動を起こしており復帰が長引いていた。しかし、とうとうその準備が整ったようだ。
ホワイト氏はインタビューで「先日も、この夏のカードはすごいと話していた所なんだ。そのラインナップにジョーンズが並ぶことを期待しているよ」と今夏の復帰を計画していると言う。さらに「その相手には、スティペ・ミオシッチが理に適っているだろう」と、前ヘビー級王者ミオシッチとの対戦を推す方針だ。
ミオシッチは現役の消防士でもありながらUFCヘビー級王座を二度戴冠。敵なしの強さを誇っていたが、昨年3月フランシス・ガヌーとの再戦にTKOで敗れ王座陥落した。
ジョーンズは、ガヌーの戴冠後にSNSでガヌーへ「もしアメリカを制覇したと思ったら大間違いだ」「俺をKO出来ることを祈っておけ。もしKO出来なければ、俺がお前を倒すことになる」など挑発していたが、ファイトマネーの点で折り合わないという見方もあり、実現は遠のいていた。
さらにガヌーは今年1月に行った初防衛戦の前に、内側側副靭帯を完全断裂し、前十字靭帯も損傷。手術を3月に行い、復帰には10ヶ月ほどかかると見られている。
これを受け、ホワイト氏は「1年も欠場するなら、ジョーンズは復帰し暫定王座を争う必要がある」とジョーンズの暫定王座戦を視野に入れたコメントを行った。
そしてジョーンズは4月にSNSで、試合のオファーはまだ?という質問に「まだだ。だが俺のプランでは、6月もしくは7月にコンディションをピークに持っていく」と、夏の復帰を匂わせた。
また海外格闘技メディア『MMA Junkie』の関係者によると、ミオシッチには7月2日にラスベガスで行われる『UFC276』でのジョーンズとの暫定王座戦のオファーが届いていると言う。
両者の合意は不明だが、ジョーンズvsミオシッチは実現するのか。
●編集部オススメ
・元UFC世界王者・ジョン・ジョーンズ、強盗未遂者をショットガン片手に追いかける「俺が賢くて良かったな」
・ヘビー級王者ガヌーがジョーンズに“舌戦”を仕掛けられるも「オマエは判定ファイター、最近は誰を倒した?」とKO級の返し
・剛腕ガヌーが衝撃KO勝利でミオシッチを下し新ヘビー級王者に、試合後ジョン・ジョーンズに宣戦布告
・ヘビー級転向のジョン・ジョーンズの“肉体改造”に黄色信号!?「こんなパンチじゃ、ヘビー級の本物は倒せない」とアンチが揶揄
・女子柔道“金”ハリソンがムキムキマッスルポーズで「もうすぐ」サンボ世界王者と対戦=5.6PFL
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!