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【K-1】卜部弘嵩が現役引退、不屈の闘志でファンを魅了してきた第2代スーパー・フェザー級王者がグローブを置く

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2022/07/27(水)UP

卜部弘嵩が現役引退を発表した

 9月11日(日)横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~』の対戦カード発表記者会見が、27日(水)都内にて行われた。同大会の対戦カード発表に合わせて、卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の引退が発表された。卜部は、2015年11月に弟の功也との兄弟対決に勝利して、第2代K-1スーパー・フェザー級王座に就くなど新生K-1旗揚げから支えてきた功労者の1人だ。

【動画】卜部弘嵩が弟・功也との命を削り合う激闘

現役最後の試合となった島野浩太朗戦(2022年2月27日)

 スーツ姿で会見に現われた卜部は、やや緊張の面持ちで中村プロデューサーから引退についてアナウンスされると、マイクを握り「キャリアでいうと15年、60戦戦ってきて、嬉しいことや悔しいこともいろいろとありましたが、支えてくれた、関わってくれたみなさんに感謝しています」と挨拶した。

 引退の理由については、「プロで15年ですが、競技生活は26年やってきて、なんか自分の中で納得したからいいなと思いました」と一区切りつく決心がついたという。妻はモデルの高橋ユウで、引退を伝えると「反対するわけでもなく、察してくれて何も言われなかったです。納得してくれていると思います」と明かした。また弟の功也、そして弟分になる武尊にも話したようで「引き留めるでもなく、『お疲れ様でした』という感じでした」と労ってくれたという。

現役に未練はないという卜部は、格闘技界からは離れるという

 印象に残った試合は、「旗揚げ1年後に弟と戦った試合ですね。あの年に2回やっていて、トーナメントも大変でしたが、兄弟が戦うかもしれなかったため、人生全てをかけた1年でした」と振り返った。最強は誰だったのか聞かれると「その時の状態で違いますが、功也ですね」と弟の名前を挙げた。

 今後は、「(格闘技とは)別の事業をやっているので、これからはそっちに集中しようかなと思っています。K-1、格闘技が大好きなので、生涯武道として鍛えて、どこかで携われたらいいですね」と、しばらく格闘技からは離れるようだ。

 最後に若い選手へのメッセージとして「THE MATCHでK-1が負けたのは悔しかった。玖村君がコメントしていましたが、次はやり返してほしいですね。K-1には、まだまだ強い選手はいるので」と後進に期待をかけていた。

 最後まで倒しに行く姿勢で、数々の名勝負を繰り広げてきた名ファイターが、惜しまれながらリングを去ることとなった。次のステージでも、不屈の闘志でチャンピオンになることだろう。

卜部弘嵩(うらべ・ひろたか)
 K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST所属。生涯戦績37戦(18KO)20敗3分。2015年11月、功也との兄弟対決に勝利し、第2代K-1スーパー・フェザー級王座となる。18年にフェザー級に転向。同年11月に芦澤竜誠からKO勝利。19年11月にK-1横浜大会で第3代フェザー級王座決定トーナメント準決勝でジャオスアヤイとダウンを奪い合う激闘を繰り広げ、惜しくも判定負け。21年9月に芦澤と対戦して敗北。最後の試合は、今年2月27日の島野浩太朗となった。Krushでは初代・第4代スーパー・フェザー級王者として合計5度の防衛に成功。不屈の闘志で、つねに観客を魅了してきた。

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