【K-1】佐藤嘉洋がタイ3選手を解説「まさにコンペットは“本物”のムエタイ選手」=9.11横浜
9月11日(日)に神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~』に参戦するタイ人の3選手を、K-1 WORLD MAX 2006・2007日本王者の佐藤嘉洋が解説した。
■<玖村将史と対戦>コンペット・シットサラワットスア
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)と [-56kg契約/3分3R・延長1R]で対戦するコンペット・シットサラワットスア(Sitsarawatser Gym)は、タイの超人気選手で、ムエタイ軽量級の6冠王という強豪だ。
佐藤は「まさにコンペットは“本物”のムエタイ選手ですね!ムエタイの二大殿堂の一つ=ルンピニースタジアムで、競争が激しい軽量級での2階級制覇という実績がありますし。僕も試合映像を見て、最初はオーラがなくて『あれ?』と思うんですけど、開始1分~1分半ぐらいから徐々に一流の片りんを見せ始めるタイプなんですよ」と解説し、玖村もK-1屈指のテクニシャンだが、コンペットは間違いなく難敵だと指摘する。
佐藤曰く、コンペットは体が屈強で、軸の強さはまさに世界一流の選手しか持ってないものであり、テクニックはもちろん、パンチとローも強い“本物中の本物”で「コンペットに勝てば玖村選手は世界トップレベルだと証明出来る」と評する。
現在のK-1ルールは掴むこと自体が反則で、どちらかといえば空手・グローブ空手の方に寄っているためムエタイ出身の選手は活躍しにくくなっているとする一方で「コンペットはパンチ&ローが得意そうなので、そこまで影響はないと思います。昔のランバー(“ランバー”ソムデートM16、日本の軽量級トップを総なめにした名選手)のような戦い方をすればK-1ルールでも勝てると思います」と予想する。
対戦相手の玖村に対して佐藤は「あのローを受け続けたら間違いなく効かされるでしょう」と心配を見せつつも「ぜひカーフキックをガンガン蹴ってほしくて。個人的に『ムエタイの一流どころにカーフキックは当たるのか?』が知りたい」とし、この試合が楽しみだとコメントした。
▼-56kg契約/3分3R・延長1R
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)
vs
コンペット・シットサラワットスア(Sitsarawatser Gym)
▶次ページは<アビラル・ヒマラヤン・チーターと対戦>ジョムトーン・ストライカージムについて解説
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