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”100人組手&世界王者”八巻健志が20年ぶり極真に復帰「実戦で使える本物の空手を」

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2022/11/03(木)UP

八巻健志が極真に復帰、胸には極真のマーク

 100人組手達成者で95年の極真世界大会優勝の八巻健志(58)が2日、極真会館(松井章奎館長)への復帰会見を都内にて行った。2002年に極真から独立し米カリフォルニアで八巻空手を創始していた。今後は代官山にある総本部道場の師範を務める。また、剛毅會空手(岩崎達也宗師)も賛助会員として国際空手道連盟への加盟も発表された。

 八巻氏は多くの弟子を育て19年にはロサンゼルスで地域のベストオブ道場で表彰を受けたほどだったが2年前に帰国。今年5月から都内ゴールドジムで空手教室を始めたばかりだった。

挨拶する八巻氏

 八巻氏は「20年ぶりに、松井館長との縁で極真に戻って来ました。この20年間、極真を名乗ることはなかったですが、心の中はいつも極真で、大山総裁が常々言われていた、極真は最強でなくてはいけないという言葉を胸にやってきました。いつ、どんな相手であろうと、いかなる場所であろうと、負けるわけにはいかないと、日々、鍛錬をしてきました。それを少しても伝えることができればと思っています」と挨拶。

松井館長が経緯を説明する

 松井館長に今回の経緯について聞くと「八巻師範がアメリカから帰国し挨拶に来ていただいた。以降、組織的な話は全くなく、たまに会食していたが、ある会話の中で気持ちはいつも極真だったと。大山総裁の志を胸に、アメリカで多年にわたって頑張ってきたという話があって、私もそれには大変共感し、この20年間、すごく苦労したんだなと。館長としてではなく、個人として、隣にいる岩崎宗師もそうですが、3人に共通しているのは極真という一つの志、そういうことだねと。彼が今までやってきたことを、ぜひ極真に還元して欲しいというような希望は申し上げましたが、決して”ぜひうちに来て欲しい”という勧誘をしたことは無いです。3人で話し合ったのは”我々はみんな極真だよね”と。そんな会話の中で今回のことが具体化したということです」と個人としての普段からの交流から自然の流れで実現したという。

岩崎氏は国際空手道連盟の賛助会員となった

 岩崎氏はMMAで活躍する松島こよみを育て、最近では平本蓮にも空手を指導する。日本からUFCチャンピオンを育てていくという目標で剛毅會空手の活動を続けながら、極真を支えていくと語った。
 松井館長には岩崎氏の加盟で組織的にMMAに参戦することはあるのかと記者から質問が飛んだが、組織的に参戦することはないが、プロの活動を是認しており、キックやMMAの試合をしている選手もいるとし「今後、そういう選手が出てくる可能性は大いにあります」とした。

会見の模様

 八巻氏はMMAもルールがあるとし、あくまで伝えたいのは実戦性であると強調「米国に住んで感じたのは、何があるか分からないんですよ、いきなり襲われるかもしれないし。そういうのをいっぱい見てきたので、本当に使える空手じゃないと意味がないと思います。本当に危ない時に使えたりとか、自分の身を守れるような。そういう空手を教えていきたいと僕は思っています」とあくまで実戦、武道としての空手を教えていきたいとした。

左から八巻氏、松井館長、岩崎氏

 最近のインタビューで八巻氏は「最近のフルコンタクト空手の試合は相手の攻撃を受けないで打ち合っている。刃物だったらどうするのか。しっかり受けて破壊力のある技で倒す。そんな空手を教えたい」と現在のスポーツとしての空手を危惧、武道空手を伝えたいとしていた。

 松井館長はこの2人のこれまでの経験値に期待するとし、まずは11月20日には全日本大会のネット配信(極真プライム)での解説を務めることも発表された。。

 なお、中野ゴールドジムでの八巻空手のスクールは、極真会館に名称変更し、八巻空手で教えていた体幹の重要さと破壊力の打撃を引き続き教えていくという。

☆ゴールドジム 八巻健志 空手スクール

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