2022/12/12（月）UP
（最終更新：2022/12/13 14:41）

マニー・パッキャオ（Naoki Fukuda）

　プロボクシング世界6階級制覇マニー・パッキャオ（フィリピン=43）が11日、韓国高陽（Goyang）にて行われたボクシングエキシビションマッチでリングに復帰、韓国の武術系YouTuberのDK・ユー（DK Yoo＝43）と対戦した。
　パッキャオは現役さながらの動きで圧倒。何度も倒れたユーだったが、スリップダウンとされるも、最終ラウンドではしっかりダウンと認められた。判定で勝者はパッキャオとコールされたが、エキシのため勝敗はつかず、最後にレフェリーが両者の手をあげた。

【動画】レフェリーが両者の手をあげた瞬間

　パッキャオは昨年8月、WBAウェルター級休養王者であったが、WBA同級スーパー王者のヨルデニス・ウガスとタイトルマッチを行い判定負けし引退。以来、初のリング復帰となった。ユーは韓国のブルース・リーとまで言われ、元UFCミドル級ファイターのブラッドリー・スコットとボクシングマッチで対決（勝敗なし）している。

　試合は1ラウンド終盤からパッキャオが徐々に攻め始めると、3ラウンドにはパッキャオのパンチで吹っ飛ばされるユー。
　スタミナが切れ、4ラウンドには何度かダウンと思われるシーンもスリップ判定に。
　最終ラウンドの残り1分、アッパーでダウンをしたユーにようやくカウントが数えられる。立ち上がったユーに再び攻めるパッキャオ、終了直前に左フックで再びダウンしたがまたもやスリップ判定。最後まで立てていたのは審判の助けもあったと言っていい。

　パッキャオは以前から、この試合の動き次第ではボクシングに復帰もあると言っていたが、今後どのような判断をするのか。
　なお、この収益は貧しいフィリピンのホームレスたちの支援と、ウクライナの戦災チャリティに使用される。

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