2023/01/05（木）UP
（最終更新：2023/01/06 11:42）

魔裟斗は重岡の左ボディのパワーに驚いた（『魔裟斗チャンネル』より）

　魔裟斗が自身のYouTubeチャンネルで、“生涯無敗”重岡銀次朗（23=ワタナベ）のパンチをミットで受けて、その能力の高さに驚いた。
　重岡は、明日6日（金）にエディオンアリーナ大阪で開催の『3150FIGHT vol.4』のIBF世界ミニマム級タイトルマッチで、王者ダニエル・バラダレス（メキシコ）に挑戦する。

【フォト＆動画】魔裟斗が驚いた重岡の左ボディの威力

　魔裟斗は、亀田興毅ファウンダーから「2023年、新たなスーパースターが出てくれるんじゃないかなと期待しているすごい選手がいる」という触れ込みで重岡を紹介された。

　重岡はアマチュアでは高校5冠を獲得し、アマ戦績は57戦56勝1敗。1敗は県大会の決勝で兄との直接対決を避けるため棄権したもので実質無敗の選手だ。プロ転向後も8戦全勝、日本ミニマム級王座、WBOアジアパシフィック・ミニマム級王座と、タイトルを次々と獲得するなど輝かしい経歴を持ち、「日本ボクシング界の最終兵器・人生で一度も負けたことがない男」と称されている。

　亀田から紹介を受けた重岡は「小学校から一度も負けていません」と無敗記録を続けていることを明かす。魔裟斗は「メイウェザーだってアマチュアの時に負けていますから、今のところメイウェザーより上ですね！」と興奮気味にコメント。重岡は「今までの試合は練習っていったらあれですけど、次がやっと本番。世界を目指しているんで」と意識が高いことをうかがわせた。

魔裟斗は重岡と亀田を迎えて対談も行った（『魔裟斗チャンネル』より）

　サウスポーの重岡だが「得意パンチは、右フックと左ボディ」という。最近はマイク・タイソンの試合動画を参考にしていることも明かした。

　そして、実際に魔裟斗がミットを持って重岡のパンチを受けることに。まず重岡のふくらはぎに注目した魔裟斗は「足の動きが速いんだろうね。マニー・パッキャオもふくらはぎが凄いので、踏み込みのスピードがある」と分析した。

　ドラムミットを持った魔裟斗は、重岡の左ストレートを受けながら「ガツンと押されるね」と後退する。続く左ボディは呻き声を発しながら受け、「これ、中まで入って来るね」と絶賛。ワンツーは「突き抜けていく感じ」、右フックについては「パンチあるね。キレがいいね」と賞賛の言葉を繰り返した。

重岡にKO予告をうながす魔裟斗（『魔裟斗チャンネル』より）

　重岡の連続パンチ攻撃を受けて「おじさんをイジメないでくれる」と笑いを取る魔裟斗。亀田は「ミニマムとは思えないパンチでしょう？」と話しかけると「速い。一番嫌な、キレる重いパンチ」と魔裟斗は重岡のパンチを評価した。左ボディについては「インサイドに入ったら、一発で効いちゃう」とし、右フックは「速いし硬い。これは嫌なパンチかも」と魔裟斗。最後に世界戦の目標を聞かれた重岡は、「3Rまでに倒したいです。何で倒すかは分かりませんが…、じゃあ右フックで」と苦笑しながらKO予告をした。

　明日、重岡は無敗のまま世界チャンピオンになるのか。魔裟斗が絶賛した左ボディと、重岡がKO予告した右フックにも注目したい。

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