2023/06/13（火）UP
（最終更新：2023/07/29 07:52）

両軍が入り乱れての乱闘@cnation_sportsより

　今月11日（日本時間12日）に米国で行われた元プロボクシング世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー・ジュニアと“超大物マフィアのボスの孫”ジョン・ゴッティ三世とのエキシビションマッチは大乱闘が起きたが、その後も収束が見えないカオスな状態。
　怒りが収まらないゴッティがSNSを通してメイウェザーに脅迫とも取れるメッセージを発信すると、さらには、メイウェザーと因縁の関係でも知られる元UFC世界王者のコナー・マクレガーまでもこの争いに参戦する流れとなった。

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メイウェザーの対戦相手ジョン・ゴッディ3世＠teamgottifightingより

　全く予想外の結末に終わったメイウェザーvsゴッティ三世戦。この試合が決定した当初は、メイウェザーとゴッティ三世が昔から家族ぐるみの付き合いをする仲だったこともあり、“フレンドリー”な戦いになると予想されていたが、実際はその真逆。

　いつものように、余裕たっぷりな表情で試合を優位に運ぶメイウェザー。試合はどんどんと荒れ、両者は試合中にも関わらず口論までも。その事態を受けてレフェリーが6R途中に試合を中止にした。すると、怒り心頭のゴッティ三世がメイウェザーに襲いかかり、両陣営入り乱れての第乱闘騒ぎとなったのだ。

　リング内だけでなく観客席周辺でも喧嘩が勃発する異常事態。この大騒動の映像は瞬く間に世界中に拡散され、大きな話題となっている。

17年に対戦したメイウェザー（左）とマクレガー（右）（写真＝getty)

　騒動の後の両者の発言に注目が集まていたが、まずは、ゴッティ三世が自身のインスタグラムのストーリーを通して発言。「クズでビッチ野郎なフロイド・メイウェザーへ。オマエはオレの永遠の敵だ」と宣戦布告。五大マフィアの一つ「ガンビーノ一家」の首領ジョン・ゴッティを祖父に持つ彼が言うと、身に危険が及ぶのではと、一種の脅迫にも感じられる。

　さらにゴッティ三世はこの投稿になんと「我々はあなたに援護して欲しい」とメッセージを添え、メイウェザーと過去にボクシング戦で対戦し因縁のあるマクレガーをタグ付け。すると、マクレガーが「俺様はゴッティ側につく。戦争は始まった」と驚きの返し。現在はこのメンションは削除されているが、この争いにマクレガーも参戦か。

　また、海外報道の続報として、ゴッティ三世の従姉妹もこの争いに加わり、SNS上でメイウェザーの娘に対し攻撃的なメッセージを送ったことが話題になるなど、この騒動は拡大と混迷の様相を呈している。

　終結の見えないカオスな状況に、中心人物であるメイウェザーはどのような一手を打つのか、注目したい。

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