【K-1】3連続KOで無差別級T優勝のリュウ、カーフキックの魅力語る、サッタリ戦も希望
9月10日(日)神奈川・横浜アリーナにて開催された『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』で「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」に出場し、3試合連続KOで優勝を飾ったリュウ・ツァー(中国/2023年中国キックボクシング選手権90kg級優勝)が、試合直後のインタビューに応じた。
リュウは1回戦で、キックボクシング・ルーマニア選手権3度優勝の実績を持つヴァレンティン・ボルディアヌ(ルーマニア)に1R 1分36秒、右フックでKO勝利。続く準決勝ではWGP Kickboxingライト・ヘビー級王者のアリエル・マチャド(ブラジル)を2R 1分57秒、カーフキックでKOした。
決勝戦では“イタリアのビースト”ことISKAヨーロッパ ヘビー級王者のクラウディオ・イストラテ(ルーマニア)に僅か45秒でまたもカーフキックを決めてKO勝利し、トーナメント制覇した。
自身初の無差別級トーナメント出場となったリュウは「プレッシャーがすごくありました。試合に向けて、自分が倒されるかもしれない、攻撃を効かされるかもしれない、窮地に陥るかもしれない、などいろんなことを想定して練習しました」と話したが、結果的には1日で3選手をKOして優勝を飾った。
準決勝と決勝はカーフキックでKO勝利を決めたが、1回戦でもカーフキックでダメージを蓄積させた上でパンチでのKOにつなげたようにも見えた。
そのカーフキックについては「パンチで勝つこともありますが、最近はカーフキックに魅力があって早めに試合を終わらせることができることに気づいています。今回トーナメントということもあって、パンチで倒そうという意識もありましたが、結果的にはカーフキックがうまく決まって全選手を倒すことができました」と振り返った。
コーチを務める元K-1 WORLD GPライト級王者ウェイ・ルイからも、パンチだけでなくカーフキックを効かせる指導も受けたといい「身についた技が流れとして出たのではないかと思います」とした。
特に準決勝のマチャド戦では「非常にパワフルでフィジカルの強い選手だと思って最初から警戒していました。日本では(カーフキックが)流行していてよく使うとのことですが、ヨーロッパではまだまだヘビー級でこういうタイプと対決するのは少ないと思うので、作戦通りカーフキックで良かったと思います。2Rに、ふくらはぎもけっこう効かなかったので、脛の中心部で倒すことができました」と、作戦通りにカーフキックで仕留めることができたと語った。
また「このトーナメントでサッタリ選手が上がってくるんじゃないか」とサッタリとの対戦を想定していたというリュウ。「サッタリ選手はこのトーナメントの中でもスピードが速くてパンチ力のある選手なので、一度どの機会であれ拳を交えてみたいと思っています」と本トーナメント1回戦で敗退したサッタリと、今後対戦したいと希望した。
今回は無差別級での試合となったが「ベストは88kgくらいではないかと思います」としており、本来クルーザー級(-90kg)の選手であるサッタリとの試合が実現すれば、好勝負になるかもしれない。
最後に「初めての無差別級トーナメントでしたが、パーフェクトな内容で試合を終えることができました。皆さんが希望するのであればK-1にまた出場したいと思っています。自分では非常に高いKO率を誇っている選手だと思うので、また面白い試合をご覧に入れることができると思います。これからもリュウ・ツァーを応援してください。ありがとうございました」と呼びかけた。
▶次ページは【フォト&動画】リュウがカーフキックで2連続KO!
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