2023/10/28（土）UP
（最終更新：2023/10/28 19:06）

ムサエフ（左）vs武田の一戦を矢地祐介が予想した©️RIZIN FF

　11月4日（土）アゼルバイジャンで開催される『RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan』では、［RIZIN MMAルール71.0kg契約］としてトフィック・ムサエフ（アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB）と武田光司（BRAVE）が対戦する。
　その勝敗予想を、武田と対戦経験もある矢地祐介が27日、自身のYouTubeで行った。ムサエフ有利とされるこの一戦だが、矢地は武田の勝ち筋を“組み伏せる事”だと語った。

【フォト】ムサエフの強烈な打撃！ジョニー・ケースを制した武田の組みも

　ムサエフは破壊力抜群の打撃を武器に、19年大晦日のRIZINライト級トーナメントで優勝した強豪。現在はベラトールに移籍し、BELLATORライト級GP1回戦でアレクサンドル・シャブリーにTKO負けも、前回は今年7月の超RIZIN.2でアキラと対戦して、2RKO勝ちを収めている。

ムサエフの伸びるパンチ（19年大みそかのピットブル戦）

　対する元レスリングエリートの武田は、18年10月に北岡悟に勝利してDEEP王者に。昨年末にBellatorのガジ・ラバダノフに大激戦を演じて話題を呼び、今年4月にルイス・グスタボに判定1-2で惜敗した。21年には矢地とも対戦しており、その時は矢地が判定勝利している。

　今回の動画で、矢地はムサエフについて「爆発力だけじゃなく打撃の組み立てが上手い印象。パンチと蹴りが伸びるし、畳み掛けるのも上手。1回のダウンとかでフィニッシュまで持っていく能力が高い」と高く評価。
　続けて「武田君そんなにパンチの反応良くないしさ、（打撃を）貰っちゃうと思うんだよね。ステップワークで避ける訳でもない上体でちょっと避けるだけだから」と打撃の被弾を心配する。

スタンドバックでジョニー・ケースをコントロールする武田（昨年7月）

　それでも、「武田君はスタンドのバックとか、がぶりがすごい上手だから、その展開に持って行けたら大分良いよね。そしたらさすがのムサエフでも中々出れないと思う。武田君の戦い方するしかないですよね。ダメージ覚悟で前に出て組んで、自分の有利なポジションでコントロールして削って3Rやり切って勝つのが勝ち筋じゃないですかね」と武田の勝ちパターンを分析した。

　試合の展開については、「（ムサエフは）オーソドックスで構えて右の蹴りを中心に、相手が受けて詰まった時にパンチを入れる。それでまた距離取って、蹴って殴ってだと思う。武田君はプレッシャーをかけて触りに行きたいけど、回られたり（打撃を）散らされたりして中々（ケージを）背負わせられず、パンチもらっての繰り返しな気がする。それでいつしか（打撃を）貰って畳み掛けられて終わっちゃうかな。頑張って欲しいんだけどもちろん」とムサエフのKO勝利と予想し、希望では武田に勝って欲しいと語った。

　常に好勝負を見せる武田だが、強豪ムサエフとの試合はどんな展開となるのか注目したい。

▶︎次ページは【フォト】ムサエフの強烈な打撃！ジョニー・ケースを制した武田の組みも