【Krush】森坂陸、王座陥落後に現役引退を発表「格闘技と出会えて本当に良かった」
前Krushフェザー級王者の森坂陸(25=エスジム)が28日、自身のSNSで現役引退を発表し「格闘技と出会えて本当に良かった」と感謝の思いを綴った。
【フォト】森坂が王座を戴冠した玖村修平戦、前回のタイトル戦の篠塚辰樹との激しい打撃戦も
森坂はムエタイ仕込みの蹴り技とバックブローなど回転技も得意とするトリッキーなファイトスタイルで観客を魅了してきた。22年4月からは4連勝をあげ、今年3月に玖村修平とタイトルマッチで対戦し、判定勝利で王座を戴冠。しかし、10月21日の防衛戦で篠塚辰樹に判定負けで陥落となっていた。
森坂は自身のSNSで「以前から言っていた通り、今回の敗戦を機に現役生活を引退します」と発表。「決め手は今回の試合を終えてから“悔しさ”よりも“やりきった感”が強かったからです。正直最初に目標としていたKrushのベルトが取れてから満足してしまった自分がいたのだと思う」と理由を説明。試合前の会見でも「防衛出来なければ引退を決めている」と決意を表明していた。
続けて「今回負けてもう本当に潮時なのだと実感しました。2015年10月、17歳でプロデビューして2023年10月までのこの8年間、上手くいかない時期も続きましたが、本当に充実した格闘技人生でした。格闘技がなければ何も無かった俺だから格闘技と出会えて本当に良かった。もう悔いはありません!本当に楽しかった」と格闘技に対する感謝の思いを綴った。
そして「いつになるかはまだ分かりませんが、引退試合という形でラスト一試合はやりたいと思っております。沢山の方から“まだ引退はしないで欲しい”というお声を頂き、このような経緯に至りました。皆さんその時を楽しみにお待ちください。どうか今後とも一人の人間として森坂陸の応援を宜しくお願い致します」と引退試合を行う事も報告。
この投稿に読者からは「お疲れ様でした。そして素晴らしい試合を見せてくれてありがとうございました」「見る者を魅了するファイトスタイルで、記憶に残る選手だったと思います。 引退後も人生を楽しんでください」「引退しなくても良かったと思いますし、いつでも戻ってきて大丈夫だと思います。ですが決められたことなら第二の人生は応援します」といった声が寄せられていた。
森坂のラストマッチは誰になるのか、また、引退後のキャリアについて明らかにしていないが、今後の活躍にも期待したい。
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