【KNOCK OUT】期待の19歳・乙津陸、元ラジャ王者とのOFGマッチに気合十分「1Rからガツガツいく」=11.5
11月5日(日)東京・後楽園ホールで開催される『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.5 “RED ZONE”』の[KNOCK OUT OFG-REDバンタム級/3分3R・延長1R]で対戦する乙津陸(クロスポイント大泉)とサンチャイ・TEPPEN GYM(タイ/TEPPEN GYM)の試合前インタビューが主催者を通じて届いた。
この試合はオープンフィンガーグローブ(以下OFG)使用によるRED(ヒジ有り)ルールとなるが、乙津は「倒して勝つことを意識して1Rからガツガツいく」と力強く意気込んだ。
乙津は、戦績10戦9勝(4KO)1敗の19歳。今年8月、心直に判定勝利を収めてKNOCK OUT-REDバンタム級王座を獲得した期待の新鋭だ。
通常のグローブとOFGで変わる点を「パンチの捌き方だったり距離感だったり、あとヒジの角度とかも違うでしょうし、ブロックとかも大変なのかなと思いますね」と話す。
OFGでの練習については試合が決まってから始めたといい「しっかり拳を握っていかないと自分がケガしちゃうなという感じがあって、最初は殴り方になかなか慣れなかったですね。でも今はだいぶ慣れて、普通に思いっきりフルスイングで殴ってます」と、最初は殴りにくかったが今ではすっかり適応できている様子だ。
対戦するサンチャイ・TEPPEN GYMの印象を「昔の人ってイメージがあります。彼は1回OFGでの試合をやったことがあるらしくて、その映像を見たらけっこうパンチをぶん回してたんですよね。そこにはチャンスがけっこうあるので、もし振り回してきたら俺のボクシング・スキルで倒してやろうかなと思います」と分析。
どのように勝ちたいか問われると「長引かせたくないし、KOボーナス30万円が懸かっていてタイ人の目の色も変わってくると思うので、『KNOCK OUT』側に求められている試合内容、倒して勝つということをより意識して1Rからガツガツいきたいです。お互いにリスクのある戦いを見せたいと思います」と積極的に倒しに行くと宣言した。
KOボーナスがある事で練習の意識から違うという乙津。「勝つ練習じゃなくて、倒す練習をしています」とし、30万の使い道を「もうすぐ冬でみかんの季節になりますけど、自分はみかんが大好きなので、箱ごと買ってメッチャ食いたいです(笑)。あとは遊びに行こうかなという感じですね。体を休められるような場所に行きたいです」と語った。
今大会では他のREDルール王者も数多く出るが「他のチャンピオンの皆さんはムエタイ・スタイルが多いじゃないですか。その中で、俺にしか見せられない試合というのも絶対にあるので、そういうところを見せていきたいです。あと、BLACK王座も狙っているので、BLACKルールでも通用するような打撃も披露したいと思っています」と、BLACKの王座も視野に入れている事を明かした。
一方のサンチャイ・TEPPEN GYMは元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者。日本の軽量級トップ選手とも渡り合える確かな実力を持つ。
対戦する乙津の印象を「若くて強くて勢いのある選手だなと思います。特に蹴りとヒザには警戒したいと思います」と具体的に警戒する点を挙げた。
今年6月に他団体の大会でもOFGルールで戦っており「その時も合わせて2か月ほど練習しています」と準備は万全な様子。
最終的には「せっかくのOFGなのでパンチでKOしたいです。KOボーナスがあるので、もちろんKOを狙っていきたいです(笑)」とKO宣言。
最後に試合で注目してほしいポイントを尋ねられ「一番見てほしいのは蹴りです。蹴りでお客さんを沸かせた末にパンチでKOするのが理想なので、試合をよく見ていてください」と自身のプランも明かした。
王者となって初戦の乙津が、元ラジャ王者を相手にOFGマッチでどのようなファイトを見せるのか、注目だ。
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