2024/01/25（木）UP
（最終更新：2024/01/25 19:26）

箕輪ひろばが試合へ向けて意気込んだ

　1月28日（日）東京・有明アリーナで開催される『ONE 165: SUPERLEK VS. TAKERU』の事前インタビューが、25日（木）都内にて行われ、第1試合のストロー級MMAマッチに出場する箕輪ひろば（総合格闘技道場STF/同級3位）が、元五輪レスラーのグスタボ・バラート（キューバ/同級4位）との戦いへ「ONEという団体がどういうものか印象付ける試合にしたい」と闘志を燃やした。

【動画】箕輪ひろば、高速タックルで圧巻テイクダウン！ONEでの激闘の数々

　箕輪は普段の試合前と比較し「調子が良い」と明かした。その理由は減量が普段より前倒しで進んだことにある。「60kg台で年が明けて、あと1kg絞ろうと思ったら、1週間ぐらいで結構パッと落とせたので、想定よりも早いペースで減量が進んだ」と話す。なおストロー級のリミットは56.7kgだ。

コメントする箕輪ひろば

　久しぶりのONE日本大会の第1試合に選出された箕輪。大会の火付け役として「メイン張るのなら、第1試合で試合したいタイプ。なるべく早く緊張を解きたいので。試合順が発表される前から、メンツを見て僕が1試合だろうなっていう気がしていたし、むしろありがとうございますって感じ」と望むところだという。

　対戦相手のバラートは、レスリングのパンアメリカン選手権のグレコローマンスタイルで3連覇、ワールドカップで銀メダルを獲得するなど輝かしい実績を誇り、12年にはロンドン五輪にも出場。得意のレスリングと左右フックをはじめとする打撃が持ち味のファイターだ。

　箕輪は「対策やってないことはないけど、ちょっとテイクダウンされないようにしたり、大振りの相手に対してどう対処するのかを研究しただけ。基本的には特別に何かやっているわけではないです。いつも通りの練習を、相手を意識してやりました」とコメント。普段通りの練習を中心に、バラートとの対戦をイメージしながら準備を進めてきた。

　練習環境としては朝倉兄弟が所属するJTT（ジャパントップチーム）、ボクシングジム、東洋大学のレスリング部など様々な出稽古を行ってきた。JTTでは、朝倉海が元谷友貴戦を機に招集したエリー・ケーリッシュ氏、更にはレスリングコーチのビリー・ビゲロウ氏らともトレーニングに励んだ。その成果も見せつけたいところだ。

バラートもコメントした

　メインイベントでは元K-1三階級制覇王者・武尊がフライ級キックボクシング世界タイトルマッチで、同級王者スーパーレック・キアトモー9（タイ）と激突する。豪華カードが並ぶ中「出ている人間がONEという団体がどういうものかっていうのをパッと印象付けるのが1試合目。こんな団体なんだと思われるような試合にしたい。MMAでこのレベルなんだって、むしろ思ってもらえるぐらいじゃないと」と闘志を燃やした。

　一方のバラートは、箕輪に関して「彼はすごく強い選手だと思います。グラップリングが特に強い」と警戒する。その上で「打撃もそうですし、レスリングとプレッシャーをどんどんかけて上を取って、打撃で進めたい」と宣言。得意のレスリング、パワフルな打撃で箕輪撃破を見据えていた。

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