【RWS】吉成名高、タフなスペイン選手と対決へ意気込み「技のキレを見せる」=4.14
4月14日(日)千葉・TIPSTAR DOME CHIBAにて開催される、ラジャダムナンワールドシリーズ(RWS)の第2回日本大会『RWS JAPAN』。
セミファイナル[117ポンド(53.07kg)契約 3分3R]でケビン・マルティネス(スペイン/T-DED99)と対戦するラジャダムナン3階級王者、名高・エイワスポーツジム(吉成名高/エイワスポーツジム)の試合前インタビューが主催者を通じて届いた。
今年2月の『RWS JAPAN』旗揚げ戦で、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級暫定王者だった名高は、正規王者プレーオプラーオ・ペップラオファーを圧倒し、判定勝利で同級王座を統一するとともに、ラジャダムナンスタジアム3階級を制覇した。
「試合が終わった後はホッとしたというのが一番で、ちょっと休みたいなとは思っていたんですけど、試合が終わって1週間経ったらすぐ練習もしましたし、常に向上心を持って練習できています」と、偉業を達成した後も“燃え尽き症候群”のようにはならなかったという。
名高はプレーオプラーオ戦の映像を自身で見返したといい「相手が来た時に自分の出せる技術や引き出しがもっと出せたかなというところと、あとは自分が攻め込む時にもう少し技を選ぶことができたなといった反省があり、もう少しやり方次第ではKOも狙えたのかなとは思いました」と反省点を述べる。
プレーオプラーオからの攻撃は「2Rにヒジと左ストレートを一発ずつもらいましたね。ヒジ打ちを顎にもらったのですが、あんなに綺麗にもらったのは初めてでした。まさか打たれるとは思っていなかったタイミングと距離で打たれたので、一発もらっちゃいました」と苦笑。
しかし、その後は「こういうタイミングで打ってくる」というデータがあることで警戒するようになり、被弾しなくなったことを説明、ヒジ打ちの名手であるプレーオプラーオを相手に「被弾もかなり少なく最後まで戦い切れたというのは良かった」とも語った。
今回の相手マルティネスについては「とにかくヨーロッパ人の選手特有の頑丈さとフィジカルを活かして、どんどん前に出てくる選手でした。KOで負けた試合は一つもなく、負けた試合というのは、ミドルで封じられる展開が多かったので、技術の面では本場のタイ人選手の方があると思うんですけど、タフネスさに関してはプレーオプラーオ選手とは違った体の強さを使ってきそうな選手だなと」と、YouTubeで試合映像を見た印象を述べる。
試合では「僕もミドルを使いつつ戦うことになると思います。スピードを活かして捕まらないように試合をしようと思います。重い階級の試合となると、なかなか倒せなかったことも今までの経験ではあり、無理に倒しに行こうとしすぎると逆に空回りしちゃうので、自分の技のキレを見せる試合をしようかなと思います」とイメージしている。
また、今大会のメインイベントで石井一成と対戦する18歳の松田龍聖は、先日の記者会見で「名高選手はこの先に倒さないといけない相手」と発言。
そのことに対して名高は「自分よりも若い選手がどんどん出て来て、そういった選手に戦いたい相手として名前が出るというのはすごく光栄なことです。もちろん、ムエタイでやる以上は(石井)一成君も絶対負けられないという気持ちでいるでしょうし、キックの松田選手を相手にムエタイの強さを見せてほしいですね」とエールを送っていた。
そして「今回はメインではなく僕はセミファイナルになりましたが、あまり試合順にこだわりはなく、セミでもメインでも自分のやるべきことは同じかなと。僕がしっかりいい試合を見せて、その後の大将の一成君にいい結果でつなげていきたいという気持ちです」と意気込んだ。
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