極真統一大会で芦髙侑平が2度目のV、女子は松田理央が身長活かし初優勝
各会派や派閥に分かれた極真会館が統一で開催する全日本大会『第3回オープントーナメント全日本極真空手道選手権大会』(主催:一般社団法人 極真会館総本部)が、1月19日、横浜武道館にて開催され、男子無差別では芦髙侑平(極真連合会)が優勝。決勝では昨年王者の重松翔(極真連合会)に再延長戦で判定5-0で勝利、2年ぶり2度目の優勝を飾った。
一般無差別の男女他、少年、シニア男女のクラスを含め、集まったのは181名。極真空手ならではの、素手素足による激しい打ち合いが展開された。
この大会は『各会派や派閥に分かれた極真会館が統一で開催する』もので、一般社団法人 極真会館総本部(理事長:長谷川一幸)が主催。これは正当な商標を持った極真組織として、極真連合会や、長谷川一幸氏を総帥とする世界全極真、またワールド極真会館など様々な極真会館分派が結束した会だ。
大会はオープントーナメントとして、支部長会に加盟していない各派や他流派の選手も参加している。
今回、多くの強豪が参戦する中、優勝候補の一人に後藤優太がいた。後藤はJFKOで上位入賞常連で新極真全日本でも王者・入来建武としのぎを削ってきた。
空手道MACから参戦の後藤は次々と極真勢を打ち破り準決勝で一昨年の第一回大会王者・芦髙侑平(極真連合会)と対戦。190cmと長身の後藤に対し、15cm低い175cmの芦髙は序盤から接近戦で攻める。
ほぼゼロ距離で細かい突きから下段蹴りでで攻める芦髙に後藤は膝蹴りで対するが戦いにくそうだ。JFKOの大会であれば、すぐにストップがかかる密着戦だったが、この試合ではストップにならず。延長戦で芦髙は終盤に手数で攻め判定3-0で勝利した。
決勝では一昨年の第1回大会と同じカード。互いにこれまで極真連合会の全日本で優勝を重ねてきたライバルだ。本戦は互いにローキックの探り合いから重松がミドル、ハイキックと出していく。本戦は0-0と引き分け。
延長では終盤に芦髙得意のパンチからロー、ヒザのラッシュを仕掛けるも重松の上段ヒザがヒットする場面も。
本戦は判定2-0で芦髙も3本以上の旗が上がらず引き分け。最終延長では終盤に再び芦髙の得意のラッシュで畳み込み芦髙が重松の2連覇を阻み、この大会2度目の優勝となった。
女子は松田理央が身長を生かした多彩な蹴り技を駆使し初優勝。JFKOでも活躍するベテラン石野まことを判定で下した。
松田は「多くの強い選手たちと戦うこと光栄に思い戦い抜くことができた。今年はたくさんの試合で優勝するつもりです」と意気込んだ。
【結果】
一般男子
優勝:芦髙侑平(極真連合会)
2位:重松翔(極真連合会)
3位:早川羅偉(桜塾)
4位:後藤優太(空手道MAC)
5位:宮川渉(練)
6位:大場孔揮(無限勇進会)
7位:クラべ・エスラ(極真連合会)
8位:大内巨成(極真連合会)
一般女子
優勝:松田理央(淑徳巣鴨)
2位:石野まこと(桜塾)
3位:清水由埜(桜塾)
4位:金城芽唯美(極真連合会)
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