TOP > ニュース 一覧

メイウェザー戦が話題の59歳タイソンに警鐘、専門家「脳損傷リスクはより深刻」

フォロー 友だち追加
2025/09/26(金)UP

現役時代のマイク・タイソンPhoto:Naoki Fukuda

 ボクシングの元世界ヘビー級王者のマイク・タイソン(59=米国)と、50戦無敗の元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー (48=米国)のエキシビションマッチが、2026年春に決定したと発表された。しかし、この対戦に脳振とう後遺症財団の専門家が深刻な懸念を表明している。

 【動画】あの時の悪夢が!タイソンが衝撃ダウンした瞬間(1990年2月ダグラス戦)

 同財団の開発・運営ディレクター、ネイサン・ハワース氏は、タイソンについて「59歳という年齢だけでも、脳損傷リスクは明らかに高くなる。年齢により、反復する打撃の影響が増大する可能性がある」と指摘。

タイソンとジェイクが激闘(Photo by Tayfun Coskun/Anadolu via Getty Images)

 ボクシングによる慢性外傷性脳症(CTE)の報告は1930年代からあり、現在でも神経変性との関連性が認められているという。神経変性とは、脳や脊髄の神経細胞が徐々に失われていく状態、またはそれによって引き起こされる病気であり、アルツハイマー病やパーキンソン病などが代表的な例だ。

 タイソンは2024年11月にジェイク・ポールに判定負けを喫した際、試合中に「意識が朦朧としていた」ため、試合の記憶がないことを告白。しかし、タイソンは引退を拒否していた。

 ハワース氏は「高齢者、特に長年頭部外傷にさらされた人にとって、リスクは複合的になる可能性がある。脳震とうが標準的な21日間で回復したとしても、長期的な影響が残る可能性がある。60歳近い人がボクシングをすることで脳の健康に良い影響があるとは考えにくい」と懸念を示した。

 このことは、もうすぐ50歳になるメイウェザーにも当てはまるが、メイウェザー 自身は高齢者同士の対戦への批判を「嫉妬」と一蹴している。しかしこの医学的見地からのリスクは深刻な問題を孕んでいると言えよう。この見解について、タイソン、メイウェザーはどう考えるのか。

▶︎次ページは【動画】あの時の悪夢が!タイソンが衝撃ダウンした瞬間(1990年2月ダグラス戦)

  • 1
  • 2
フォロー 友だち追加

●編集部オススメ

・【動画】あの時の悪夢が!タイソンが衝撃ダウンした瞬間(1990年2月ダグラス戦)

・タイソンとメイウェザーがまさかの激突!来年春にドリームマッチ実現へ=海外報道

・マイク・タイソン、往年の動きで沸かすもスタミナが…!ジェイク・ポールが判定で勝つ!全ラウンド詳細=試合結果

・長渕剛、69歳とは思えない”マッチョ”ボディ !それを作る「こだわり栄養素」とは

・【RISE】元ボクシング世界女王・吉田実代が電撃参戦、12年ぶりのキックにどう挑むか!?=11.2

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

インスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

フォロー

LINEでeFight(イーファイト)格闘技情報を友だち追加しよう!

友だち追加
」をもっと見る

TOP > ニュース 一覧