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【DREAM】KIDが敗れる大波乱!カンセコは秒殺負け、川尻が魔裟斗戦をアピール

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2009/05/26(火)UP

FEG
「DREAM.9フェザー級GP 2nd ROUND」
2009年5月26日(火)神奈川・横浜アリーナ
開場17:00 開始18:00

▼メインイベント 第2代DREAMミドル級王座決定戦 1R10分、2R5分
-ホナウド・ジャカレイ(ブラジル/アスレ・マナウス- エクストリーム・クートゥア)
ノーコンテスト 1R2分33秒
-ジェイソン“メイヘム”ミラー(アメリカ/チーム・メイヘム・ミラー)

 ゲガール・ムサシの王座返上に伴い、組まれた第2代王座決定戦。メイヘムはセーラー服の女性ダンサーを大勢引き連れてのド派手な入場。対するジャカレイはお馴染みとなった両手を上下させるワニのパフォーマンスでリングに上がる。

 1R、ジャブを突いて距離を測る両者。ジャカレイはインローを返す。右ストレートから飛び込んで左フックを返すメイヘム。ジャカレイは片足タックルでテイクダウンを狙うがメイヘムは倒れない。

 再び組み付いてテイクダウンを狙うジャカレイに対して、メイヘムは首相撲からのヒザ蹴り。ジャカレイは距離を取る。

 メイヘムのジャブにジャブを返すジャカレイ。メイヘムは右アッパーのフェイントで前に出る。メイヘムはジャカレイの前蹴りをすくって、ジャカレイをテイクダウン! しかしここでメイヘムは倒れたジャカレイの頭部を蹴ってしまい、メイヘムには反則のイエローカードが提示される。さらにこの攻撃でジャカレイを頭部をザックリとカット! 

 かなり大量の出血が見られ、長時間のドクターチェック後、試合は再開となる。

 再開後、ジャカレイはすぐにタックルでメイヘムをテイクダウン。イノキ・アリ状態からパスガードを狙うが、メイヘムも脇を差して立ち上がる。その動きに合わせてバックを狙うジャカレイだったが、メイヘムはそれを許さない。

 するとジャカレイが頭部からおびただしい出血。すぐにドクターチェックが入る。ジャカレイに止血が施される間、レフェリー陣がリングに集まり協議。

 島田裕二ルールディレクターはメイヘムの蹴りが反則であるとした上で、その反則がアクシデントと判断。アクシデントによるジャカレイの負傷→ドクターストップということで、ノーコンテスト裁定を発表した。

 全試合終了後、笹原圭一DREAMイベントプロデューサーは、この一戦について「早ければ次の7月大会で再戦を組んでタイトルマッチを行いたい」とコメントした。



▼セミファイナル DREAMフェザー級GP二回戦 1R10分、2R5分
ジョー・ウォーレン(アメリカ/チーム・クエスト/2006年レスリング世界選手権グレコローマン60kg級優勝)
判定2-1
山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)

 約1年6カ月ぶりの復活となったKID。花道を歩くその表情は非常に気合いが入っており、ゆっくりと祈りを捧げてからリングに上がる。対するウォーレンは開幕戦と同じように花道ではカメラを睨みつけるなど、試合前から戦闘モード。ウォーレンは握手を求めるKIDの手を振りほどいた。

 1R、サウスポーのKIDは左ミドル、ウォーレンもインローを蹴る。ウォーレンを前蹴りで突き放すKID。ウォーレンは強引に距離を詰めてKIDをテイクダウンしようとするが、KIDは首相撲からのヒザ蹴り。

 ウォーレンもそこにクリンチアッパーを連打し、KIDからテイクダウンを奪う。ウォーレンはインサイドガードでKIDを押さえ込み鉄槌。パウンドを阻止しようとするKIDをバスターで叩きつける。

 KIDはウォーレンの身体を蹴り離して立ち上がろうとするが、ウォーレンのトップキープは強い。必死にクローズガードを取るKIDにウォーレンはバスターを2発! しかしここでウォーレンの頭がKIDの顔に当たってしまい、KIDが眉間をカットしてしまう。ブレイク後、KIDが左ミドルと前蹴り。

 ウォーレンは強引に距離を詰めて行くが、KIDはそこに右フックを合わせる。ワンツーで前に出るウォーレンはKIDをロープまで詰めてテイクダウンを狙うが、KIDは首相撲からのヒザ蹴り。

 KIDは距離が離れると左ミドルを放つ。さらにKIDは強烈なインロー! これでウォーレンの突進を止める! 徐々にテイクダウンが出来なくなるウォーレン。右ストレートで前に出ると、KIDはそこに右フックを返す。

 ウォーレンは強引なタックルでKIDに組み付くと首相撲からのヒザ蹴りを連打、離れ際に左フックを放つ! さらにウォーレンは首相撲からクリンチアッパーとフック。

 KIDはそれを突き放して左ミドルを蹴る。この左ミドルでウォーレンを近づけさせないKIDだったが、ウォーレンが左ミドルをキャッチしてKIDをテイクダウンする。ウォーレンはインサイドガードになるとKIDの顔を押して、口を塞いで嫌がらせ。コツコツとパンチを落とす。

 2R、KIDはジャブからインロー。ウォーレンは右ストレートからタックルでKIDをロープまで押し込む。KIDはロープを背にしながら、首相撲に持ち込んでヒザ蹴り! 距離が開くとKIDが左ミドル! 

 そしてウォーレンの突進に合わせてヒザ蹴りと右フック! これがウォーレンに当たるが、ウォーレンは構わずタックルで前に出る。何とかそれを切ろうとするKIDだったが、ウォーレンのしつこい両足タックルでテイクダウンを奪われてしまう。KIDはガードポジションから腕十字! しかしウォーレンは腕を抜いてパンチを落とす。

 ブレイク後、インローを蹴るKID。ウォーレンが組み付いてくると、首相撲から右フックを放つ。ジリジリと圧力をかけて前に出てテイクダウンを狙い続けるウォーレン。KIDは下がりながらインローと左ミドル。

 ウォーレンはそれを受けながらもKIDをロープまで押し込む。残り1分、ウォーレンはKIDを引っこ抜くようにして渾身のテイクダウン! ウォーレンはKIDの顔を潰してパウンド! KIDも必死にガードポジションから腕十字を狙う。

 判定はスプリットでウォーレン! 一進一退の攻防が続いた接戦はウォーレンがモノにし、KIDがGP2回戦で姿を消す大波乱が起こった。

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