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【M-1】ムエタイ超強豪ゲーオ、戦慄のヒジ弾でKO勝ち!

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2012/11/11(日)UP


▲ゲーオ(左)の凶器のヒジ弾が菅原(右)を襲う

M-1MC
M-1ムエタイチャレンジ「Sutt Yod Muaythai vol.4」Part2
2012年11月11日(日)東京・ディファ有明

▼メインイベント(第12試合) 日タイ対抗戦 WPMF日本65kg契約 3分5R
○ゲーオ・フェアテックス(タイ/フェアテックス/元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者 、元ルンピニー・フェザー級王者、元タイ国プロムエタイ協会2階級王者)
KO 2R59秒 ※左ヒジ
●菅原勇介(TARGET/J-NETWORKスーパーライト級王者、WPMF日本スーパーライト級2位)

 ゲーオはかつて山本元気と2度の死闘を繰り広げ、日本でもお馴染みの超強豪ムエタイ戦士。これまでにWBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座 、ルンピニースタジアム認定フェザー級王座に君臨したほか、タイ国プロムエタイ協会でも2階級のチャンピオンに輝いている。

 2007年にはボクシングに挑戦し、アマチュアボクシング選手権で金メダルを獲得。9月のM-1にも来日し、ラジャダムナンスタジアム認定ジュニアミドル級ランカーの高修満を4RにTKOで下している。

 今回対戦する菅原もスーパーライト級で、本来フェザー級のゲーオよりも体格で優る。菅原はヒジありルールでの試合は約1年ぶりだが、現在2連勝中と勢いがあり、「やるからには倒すつもりでいきます。最後に立っているのは自分です」と、大物喰いを予告した。

 1R、出会い頭にいきなりローを蹴った菅原だが、その直後にゲーオが恐るべきハイスピードの左ハイキック! 菅原はかろうじてブロックしたが、あまりの速さに場内からは大きなどよめきが起こる。

 菅原が左右のローを蹴り、ゲーオは右フックと左ハイキック。菅原はフェイントを使って左右のローをヒットさせ、ゲーオもローを蹴り返してくる。

 菅原が左右のフックからローのコンビネーションでゲーオを揺さぶる。ゲーオは明らかにこのローを嫌がるが、近付くとヒジの猛打!

 2R開始と同時にダッシュしたゲーオがワンツーからヒジ、菅原にロープを背負わせるとすぐに首相撲に持ち込み、顔面にヒザを突き刺してダウンを奪う!

 菅原が立ち上がるとゲーオは猛然と襲い掛かり、目にもとまらぬハイスピードのヒジ打ち! 菅原はしゃがみこんでかわしたかに見えたが、立ち上がると足元が大きくふらつき、まるで宇宙遊泳のようにリングをさまよう。

 すぐにレフェリーが試合をストップし、ゲーオは両手を広げて勝利をアピール。ゲーオが壮絶なKO勝ちで大会を締めくくった。



▲寒川(右)が判定勝ちで二冠王となった

▼セミファイナル(第11試合) WPMF日本ライトヘビー級王座決定戦 3分5R
○寒川直喜(バンゲリングベイ/M-1ライトヘビー級王者、WPMF日本クルーザー級2位)
判定3-0 ※50-45、49-46、49-46
●SHOHEI(田頭道場/WMF世界スーパーミドル級王者)
※寒川が新王座に就く。

 WPMF日本ライトヘビー級王座決定戦を争う寒川はM-1ライトヘビー級王者、SHOHEIはWMF世界スーパーミドル級王者で、ともに二冠王を目指すことになる。

 寒川は長い手足から繰り出す左ジャブ、ヒジ、ヒザが得意。ここ2戦は総合格闘技の試合を行っており、キックの試合は昨年12月22日の元M-1ミドル級王者・悠生との試合(判定勝ち)以来となる。SHOHEIはサウスポースタイルでその悠生をハイキックでKOしたことがあり、13勝のうち11回がKO勝ち。攻撃力のある両者だけにKO決着は必至か?

 1R、寒川はジャブから右ロー、サウスポーのSHOHEIは右ジャブと左ロー。SHOHEIにローを蹴られながらも前に出る寒川はパンチと前蹴り。ボディにこの前蹴りが連続で決まり、寒川はさらにパンチでボディを叩く。ジャブと右ストレートも織り交ぜ、上下に揺さぶる寒川。オープンスコアはジャッジ2名がドロー、1名が10-9で寒川。

 2R、ジャブ、ロー、ボディブローと揺さぶりをかける寒川。足払いで鮮やかにSHOHEIを転倒させる。ジャブを多用してSHOHEIを近付けさせない寒川。ジャッジは三者とも10-9で寒川に付けた。

 3R、寒川の右ローからのジャブが決まり続ける。SHOHEIは右ローを蹴っていくが、寒川に足払いで転倒させられてしまう。

 SHOHEIの左ストレートで大きくバランスを崩した寒川だが、SHOHEIがラッシュをかけてくるとコーナーで身体を入れ替えて逆に左右フックの連打! SHOHEIは背を向けたままこの連打をもらってしまい、スタンディングダウンを宣告される。オープンスコアはジャッジ三者とも10-8でこのラウンドも寒川がとった。

 4R、SHOHEIは左ローを狙い撃ちにし、寒川は左へ回り込む。さらにSHOHEIがパンチでラッシュ、手数の減った寒川に対し手数を増やしてきた。2名が10-9でSHOHEI、1名がドローを付けた。

 5RもSHOHEIがパンチで攻める。ジャブ、ストレートを出して前に出るSHOHEIに、寒川はほとんど手が出ない。しかし、後半になると寒川が右ローを蹴り、パンチのラッシュ。SHOHEIもハイキックを返す。寒川がSHOHEIをコーナーへ追い詰め、試合終了。判定3-0で寒川が新チャンピオンの座に就いた。



▲最終ラウンド、ハイキックを決めた大石(左)だったがドローに終わった

▼第10試合 日タイ対抗戦 WPMFスーパーライト級 3分5R
△大石駿介(OISHI GYM/同級1位)
ドロー 判定1-0 ※48-48、48-48、49-48
△ブアカーオ・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)

 ブアカーオは来日以来3連勝を遂げていたが、7月29日の『REBELS』でT-98(たくや)にハイキックでKO負け。日本での初敗北を喫し、今回が再起戦となる。大石はローとボディ打ちを得意とし、ブアカーオはミドルキックが得意。大石がどう接近戦に持ち込むかが勝負のカギとなるだろう。

 1R、ジャブを突く大石にブアカーオがハイキック、ワンツー、ヒジ。大石が右ローを蹴ると、一気に近付いてヒジを飛ばす。ブアカーオはパンチを顔面に入れてから左ロー、左ミドル。大石も負けじとローを蹴り返す。

 2R、左ストレートから左ローを蹴り続けるブアカーオ。左ハイキックも織り交ぜる。大石は右ローと右ストレート。激しいローの蹴り合いとなり、大石はブアカーオのローに右ストレートを合わせにいく。大石はヒジも繰り出す。

 3Rもローの蹴り合いとなるが、大石はブアカーオの左ローをしっかりとスネでカット。

 しかし、パンチで前に出たところにブアカーオの左ヒジをもらう! それでもひるまず前へ出る大石だったが、ブアカーオのヒジで流血してしまう。ドクターチェック後、距離を詰めてパンチとヒジで攻める大石。

 4R、前に出る大石が左右のロー、ブアカーオは左ミドル。ローとパンチで攻め続ける大石にブアカーオはヒジ。

 大石の左ミドルをもらったブアカーオが大きく下がる! 大石は後ろ蹴りと三日月蹴りでブアカーオのボディを狙い撃ちにし、試合を優位に進める。

 5R、ブアカーオは前蹴りを多用して大石を近付けさせないようにするが、どんどん大石が前に出る。完全にスタミナ切れを起こしたブアカーオに大石がパンチとハイキック。後半は大石がブアカーオを追い詰めたが、判定はドローとなった。

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