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【グローリー】野杁正明がトーナメント優勝!Krush王者・卜部弘嵩が王者対決に勝利

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2013/03/10(日)UP

グローリー・スポーツ・インターナショナル
「Road to GLORY JAPAN」
2013年3月10日(日)東京・ディファ有明
観衆=1,250人(満員)

▼メインイベント(第11試合) Road to GLORYトーナメントFINAL 3分3R延長2R
○野杁正明(OISHI Gym/Krush YOUTH GP 2011王者)
TKO 2R1分35秒 ※4ノックダウン
●裕樹(ANCHOR GYM/初代RISEライト&スーパーライト級王者)
※野杁がトーナメント優勝

 トーナメント決勝は初代RISEライト&スーパーライト級王者・裕樹と、Krush YOUTH GP2011王者・野杁の組み合わせとなった。

 1R、じりじりと前に出て、ローを蹴る裕樹。野杁は前蹴りで距離を取り、ボディへのヒザ蹴りを狙うが、これが裕樹の下腹部に当たり、ローブローの反則。裕樹はその場にうずくまったまま立ち上がることが出来ない。

 野杁にはイエローカードが提示され、裕樹には回復のためのインターバルが与えられる。再開後、裕樹が左フックと右アッパー。野杁は距離を潰して左ボディとヒザ蹴り。

 左ボディを効かせると、左フックから右ストレート! この一発で野杁がダウンを奪う。立ち上がった裕樹に野杁はパンチとヒザ蹴りの猛攻。そして残り10秒、左の顔面前蹴りで2度目のダウンを追加する。ジャッジは3名とも10-7で野杁を支持。

 2R、足を止めて打ち合う両者。裕樹が左右のフックとヒザ蹴り、右ローで前に出る。野杁もボディブローやアッパーを返しバックキック、ロープを背負った裕樹にパンチの連打でダウンを奪う。

 必死に立ち上がった裕樹だが、野杁が右ストレートでダウンを追加し、KO勝利でトーナメント優勝を果たした。

 試合後、野杁は「優勝できたのはジムの会長、仲間たち、後援会のみなさんのおかげだと思います」と挨拶。「1回戦から思うような動きが出来なくて調子が悪かったんですけど、この戦い方では世界戦は厳しいと思うので、もっともっと練習して世界戦もぶっちぎりで優勝したいと思います」とトーナメントを振り返ると共に、5・3GLORY8で行われる世界トーナメントへの意気込みを語った。


 


▼セミファイナル(第10試合) スーパーファイト 60kg契約 3分3R延長1R
○卜部弘嵩(チームドラゴン/Krush-60kg級王者)
TKO 延長R28秒 ※ドクターストップ
●SHIGERU(新宿レフティージム/WPMF日本スーパーフェザー級王者)

 Krush王者で約2年3カ月無敗の卜部と、REBELSを主戦場にする9戦無敗のWPMF王者SHIGERUがスーパーファイトで激突した。

 1R、ジャンプするようにステップする卜部。SHIGERUはじりじりと前に出て右ローを蹴る。SHIGERUの飛び込みに合わせてハイキックや飛びヒザ蹴りを狙う卜部。

 SHIGERUはパンチで距離を潰して首相撲からヒザ蹴り、右ローから左フックを狙う。下がりながら左ミドルを蹴る卜部。そこから左の飛びヒザ蹴り、右ストレート、再び飛びヒザ蹴りを狙う。ジャッジ1名が10-10でイーブン、残り2名は10-9で卜部を支持する。

 2R、パンチから首相撲に持ち込むSHIGERU。卜部は距離を取ってインローと左ミドルを蹴る。

 右ストレートで突っ込むSHIGERU。卜部も右ストレートのカウンターと飛びヒザ蹴りを狙う。パンチから首相撲に持ち込み、卜部を押し倒すSHIGERU。

 卜部がボディにヒザ蹴りを突き刺せば、SHIGERUも距離を詰めてパンチとヒザ蹴り。ジャッジ2名が10-10でイーブン、1名が10-9で卜部を支持する。

 3R、パンチとローで前に出ていくSHIGERU。卜部は下がりながら飛びヒザ蹴りを狙う。SHIGERUは首相撲に持ち込んでヒザ蹴り、卜部のバランスを崩してマットにコカす。

 パンチと首相撲で前に出続けるSHIGERU。卜部は足を使って距離を取る。判定はジャッジ1名が30-29で卜部を支持したものの、残り2名は29-29のイーブンのため、延長戦へ。

 延長R、パンチで前に出るSHIGERU。卜部はそこに左ミドル、右の飛びヒザ蹴りを当てる。これでSHIGERUが額をカットしてドクターチェックが入り、ドクターが試合をストップ。TKO勝利で王者対決を制した卜部はKrushのベルトを高々と掲げて、ファンにアピールした。


 


▼第9試合 スーパーファイト 70kg契約 3分3R延長1R
○廣野 祐(NPO JEFA/元J-NETWORKスーパーウェルター級王者) 
判定3-0 ※30-28、29-27、30-27 
●森本一陽(レグルス池袋/現J-NETWORKスーパーウェルター級王者)

 1R、サウスポーの廣野に森本が右ミドル。廣野はインロー、左ストレートを返す。森本が左フックからパンチを出していくと、廣野が左ストレートとヒザ蹴りを当てる。ジャッジは10-10でイーブン、10-9で森本、10-9で廣野と割れた。

 2R、パンチで前に出てくる森本に廣野が左右のフック、左のヒザ蹴りを当ててダウンを奪う。

 立ち上がった森本は果敢にパンチで前に出ていくが、廣野は落ち着いて距離を取り、自分の攻撃を当てる。このラウンドはジャッジ3名とも10-8で廣野にポイントをつける。

 3R、廣野がインローと右フック。手数を増やして前に出るが、森本も右アッパーや左フックを当てて、廣野を下がらせる。2Rにダウンを奪った廣野が判定勝利した。

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