【Krush】城戸がV3達成、世界強豪との対戦アピール
グッドルーザー
「Krush.40」
2014年4月15日(火)東京・後楽園ホール
▼ダブルメインイベント第2試合(第7試合) Krush-70kg級タイトルマッチ 3分3R延長1R
○城戸康裕(谷山ジム/王者)
判定3-0 ※29-28、30-27、29-28
●中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/挑戦者)
※城戸が3度目の防衛に成功。
これまで2度の防衛に成功している王者・城戸と挑戦者・中島が激突。K-1MAXでも活躍してきた両者は今回が初対戦となる。
1R序盤はオーソドックスに構えた城戸だが、すぐにサウスポーにスイッチ。前に出てくる中島に左ミドルと左のヒザ蹴りを狙い、タイミングよく右フックを当ててダウンを奪う。再開後、中島はパンチとヒザ蹴りで前進するが、城戸は距離を取って左ミドルと奥足ローを当てる。
2R、中島は1Rに奪われたダウンを挽回しようと、ガードを上げて前進。城戸をロープやコーナーに追いつめてボディブローとヒザ蹴りを打ち込む。
城戸もしっかりと距離を取ってジャブや左ストレートで迎え撃ち、そこから奥足ローへ。中島はボディブローとヒザ蹴りで前に出続ける。
3R、ポイントでリードを許している中島はこれまで以上に圧力をかけて前進。距離が詰まると右アッパーやボディブローを打ち込む。
城戸も積極的に中島と打ち合ってハイキックにつなげる。終盤は中島が前に出て、城戸が左ミドルで距離を取り試合終了。城戸が1Rのダウンのポイントを守り抜き、3度目の防衛を果たした。
守屋拓郎、山内佑太郎に続き、中島も撃破した城戸は「僕は世界を取りに行っているので、次の防衛戦は城戸vsブアカーオとか見たくないですか? 次は世界の強いヤツと防衛戦をやりたい」と海外選手との防衛戦をアピールした。
なお試合後、宮田充Krush代表は「ブアカーオなどのビッグネームを呼ぶつもりはありません。初来日した時のアンディ・サワーやアルバート・クラウスのような無名でも若くて才能のある強い選手を呼びたい」 と、防衛戦の相手には未知の強豪外国人選手を用意したいと語った。
【関連動画】2・23ビッグバン 城戸がTKOで仕留めたノーカット試合動画はこちら
▼ダブルメインイベント第1試合(第6試合) Krush -67kg級王座決定戦 3分3R延長1R
○牧平圭太(HALEO TOP TEAM)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-8
●山本優弥(Booch Beat/K-1 WORLD MAX 2009世界トーナメント第3位、K-1 WORLD MAX 2009&2011日本トーナメント準優勝)※牧平が第3代王座に就く。
野杁正明が返上したKrush -67kg級タイトルを懸け、山本と牧平が激突する。
両者は同じ広島県出身で現在は東京に拠点を移しているが、広島時代は一緒に練習していた仲間でもある。
1R、サウスポーの牧平が距離を取りながらハイキックとヒザ蹴り。山本はプレッシャーをかけ続けて、牧平にロープを背負わせて顔面とボディにパンチを打ち込む。
2R、牧平が距離を取りながらロー、ミドル、ハイ、ヒザ蹴りと蹴りで攻撃を組み立て、そこに山本がパンチで突進していく。
終盤、山本の右ストレートが当たる場面もあったが、牧平も確実に蹴りを返す。
3Rも蹴りの牧平vsパンチの山本という図式で試合が続き、お互いに一歩も譲らない。牧平の奥足ローが当たっても、すぐに山本が右ストレートを返し、一進一退の攻防が続く。本戦はドローとなった。
そして延長R、山本のハイキックをかわした牧平がパンチを合わせ、山本のバランスを崩してダウンを奪う(※微妙なダウンだったが、試合直後に審判団によるVTR確認があり、審議の末にダウンが認められた)。
再開後、山本は猛然とパンチで牧平に襲い掛かるが、牧平もヒザ蹴りとローで譲らない。そのまま試合終了となり、牧平が山本を振り切って、第3代王座に就いた。
試合後、牧平は「優弥さんに勝ったので、優弥さんを背負ってチャンピオンとして生きていく」と王者としての意気込みを語った。
▼セミファイナル(第5試合) スーパーファイト 62.0kg契約 3分3R延長1R
○山本真弘(藤原ジム/第4代IT’S SHOWTIME- 61kg級世界王者)
判定2-0 ※29-29、30-29、29-28
●ヤニス・エル・アジャウィー(モロッコ/F.F.S.C.フランス・ライト級王者)
2009年11月以来のKrush参戦となった山本。セコンドには小林聡や前田尚紀ら、藤原ジムの歴代メンバーがついた。
1R、サウスポーの山本がプレッシャーをかけながらインロー。これがローブローとなるが、山本はパンチとインローのコンビネーションで攻める。アジャウィーも長身を生かしたヒザ蹴りで反撃。
2R、左ミドルとインローを蹴ってパンチにつなげる山本。アジャウィーも距離が詰まると鋭いヒザ蹴りを突き上げて、打ち下ろすようなパンチで反撃する。
3Rに入ると、互いに攻撃を出してはすぐに組み合う展開が増え、なかなか攻防が続かない。ラウンド中盤には山本に注意、アジャウィーに減点が与えられる。
しかしその後も試合展開が変わることなく、試合終了のゴング。山本が久々のKrushで勝利を収めたものの、噛み合わない試合展開に笑顔はなかった。
▼第4試合 スーパーファイト Krush -70kg Fight 3分3R延長1R
○松倉信太郎(バンゲリングベイ・スピリット/Krush YOUTH GP 2012 -70kg級王者/K-1甲子園2009 -70kg王者)
判定3-0 ※29-28、30-28、29-28
●オンダー・ウーラル(トルコ/K-1 Aerts Dojo)
バンゲリングベイからTRY HARD GYMに移籍した松倉がピーター・アーツの弟子ウーラルと対戦した。
1R、ウーラルがパワフルなパンチとローキックで前に出て、松倉が下がりながら左ミドルを蹴るという展開が続く。
2Rに入ると松倉が左右の前蹴りでウーラルのボディを狙い撃ち。これでウーラルを下がらせて飛びヒザ蹴りをヒットさせる。
3Rも松倉がボディ攻めを中心にウーラルを攻め込み、終了間際には右ハイキックから連打をまとめる。このまま試合終了となり、松倉が判定勝利でウーラルを撃破。試合後はアーツ、HIROYAらと記念撮影に収まった。
▼第3試合 Krush -65kg Fight 3分3R延長1R
○寺崎直樹(Booch Beat)
KO 3R2分53秒 ※ヒザ蹴り
●西川康平(超人クラブ/K-1甲子園2009関東地区準優勝)
▼第2試合 Krush -60kg Fight 3分3R延長1R
○青津潤平(小比類巻道場)
判定3-0 ※三者とも30-26
●中村圭佑(チームドラゴン/2010全日本新空手K-2軽中量級王者)
▼第1試合 Krush -58kg Fight 3分3R延長1R
○大滝裕太(ネクサスジム)
延長R 判定2-1 ※10-9、9-10、10-9
●後藤勝也(池袋BLUE DOG GYM)
▼オープニングファイト第2試合 Krush -60kg Fight 3分3R
○加藤 港(チャモアペットムエタイアカデミー)
KO 1R1分28秒 ※パンチ連打
●石川直生(青春塾)
▼オープニングファイト第1試合 Krush -70kg Fight 3分3R
△近藤大成(大成会館)
ドロー 判定1-1 ※30-29、29-29、29-30
△J(TSK japan)
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