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【パンクラス】王者・石渡、TUF優勝者ジョナサンに惜敗

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2014/11/02(日)UP

▼石渡に勝利したジョナサン・ブルッキンズ(左から3番目)と田村彰敏に勝利したアンディ・メイン(右から2番目)

パンクラス
「PANCRASE 262」
2014年11月2日(日)東京・ディファ有明

▼メインイベント(第13試合) バンタム級 5分3R
○ジョナサン・ブルッキンズ(アメリカ/Gracie Barra Orlando/UFC TUF12優勝者)
判定3-0 ※29-28、30-27、29-28
●石渡伸太郎(CAVE/第2代バンタム級キング・オブ・パンクラシスト)

 2月にバンタム級王座2度目の防衛に成功した石渡の今回の相手ジョナサンはUFCのTUF12(TUF=UFCファイターを育成する人気テレビ番組) で優勝し、その後4試合をUFCで経験。プロ戦績は21戦14勝7敗で、勝利した試合は3つがKO勝ち、9つの一本勝ちを収めている。

 1R序盤にリーチのあるジョナサンのパンチで石渡の左目は腫れドクターチェック。再開するもスタンドの展開で今度はジョナサンの指が石渡の右目に入るアクシデントがあり、劣勢に立たされる。石渡はダメージを感じさせることなく右フックを強振するが、14cmも長身のジョナサンは冷静に捌いては打撃を当てる。

 2R、石渡が右インローを当て距離を取ると、蹴り足をキャッチしたジョナサンがテイクダウンし上のポジションをキープ。1、2Rともにジョナサンが優位に試合を進める。

 3R、ジョナサンの攻撃に合わせて石渡が右フックを狙うも空を切る。しつこく組み付くジョナサンに石渡はアームロック。

 脱出したジョナサンは石渡をテイクダウンするとチョークスリーパーの体勢へ。これがガッチリ決まったかに見えたが、耐えた石渡は立ち上がるとパンチのラッシュを仕掛け逆転KO狙い。しかし、ここで終了のゴングが鳴り、ジョナサンが判定勝利、石渡はパンクラスで初黒星を喫した。

 試合後、石渡は「(負傷した)目の影響はなかったのですが、ポイントを取られているイメージはありません。何で負けたのだろうという気持ちで、今は何も考えられません」とコメントした。

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▼セミファイナル(第12試合) フェザー級 5分3R
○アンディ・メイン(アメリカ/Pure MMA/Hybrid Fighter/ライト級8位)
TKO 2R4分43秒 ※レフェリーストップ
●田村彰敏(総合格闘技津田沼道場/元修斗世界ライト級王者/フェザー級6位)

 パンクラス2度目の参戦となる田村の相手アンディは7戦6勝(1KO・4つの一本勝ち)1敗の戦績を引っさげて昨年7月に初参戦。3戦目となる今大会ではライト級から本来のフェザー級に階級を落とし王座を狙うという。

 1R、田村は右のインローをこつこつ当てながら組み付くも長身のアンディをテイクダウンできない。逆に、終盤にはアンディがテイクダウンに成功しバックマウントからパウンド連打で田村を追い込む。

 2R、田村は右ミドルを主軸とした攻めを見せ、飛び込みながら右ストレートをクリーンヒット。耐えるアンディは左ストレートを当て田村がダウン! アンディは一気にマウントポジションを奪うとパウンド連打。レフェリーがストップし、アンディがTKO勝ちした。

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