【RISE】速くて上手くて強い王者ザノリニが健太にリベンジ
RISEクリエーション
「RISE106」
2015年7月24日 (金)東京・後楽園ホール
▼第8試合 メインイベント RISEウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○ダニロ・ザノリニ(ブラジリアン・タイ.TSジム/HETAキックルールミドル級王者、RISEウェルター級王者)
判定3-0 ※50-47、50-47、50-45
●健太(NJKF/E.S.G/前WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者/挑戦者)
※ザノリニが2度目の防衛に成功。
両者は昨年12月27日に『HOOST CUP』にてノンタイトル戦で対戦しており、この時は延長戦の末に判定2-1の僅差で健太が勝っている。王者ザノリニにとってリベンジマッチとなった。
1R、スピードのある蹴りを何発も上下に散らすザノリニに対し、健太はジャブとローをしっかりと当ててザノリニのパンチと蹴りをブロック。
2R、ザノリニは圧力をかけて前に出ると、重いパンチを叩きつけ、スピードのある蹴りを上中下に蹴り分ける。さらに上から振り下ろすような右フックで健太を脅かす。健太は右ストレートとローで応戦。
3R、ザノリニがボディへの連打から強烈な右ハイキック。かろうじてブロックし、クリーンヒットは免れた健太だが、パワーに押されて後方へ吹っ飛び、ダウンを奪われる。健太は右ストレートで反撃し、ザノリニは右フックを打ち返す。
4R、健太は細かくパンチを連打してローへつなげるが、ザノリニはハイキックを連発してガードを上げさせての強烈な右ミドル。健太はローを当てていくが、ザノリニのパワフルな攻撃に押される。
5Rも攻撃の手を休めないザノリニはバックブロー。健太は左ボディブローを狙い撃ちするが、ザノリニは強い右フックを叩きつけ、その右フックでグラつかせる。
健太は右ストレートで勝負を懸けるも、ザノリニは最後まで攻め続け、最大5ポイント差をつけて判定勝ち。2度目の防衛に成功するとともに、リベンジにも成功した。
多彩な蹴り技、パワー、そしてスピードを見せ付けたザノリニは「皆さんのために防衛しました。ダニロ・ザノリニの名前を覚えてください。もう1回、RISE王座を防衛します」と宣言した。
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▼第7試合 セミファイナル 第3代RISEライト級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
○水町 浩(士魂村上塾/RISEライト級3位)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-29
●麻原将平(正道会館/RISEライト級2位)
※水町が決勝戦へ進出。
今年1月からスタートした第3代ライト級王座決定トーナメントの準決勝として麻原と水町が対戦。両者は2013年9月の『Bigbang』で対戦し、その時は麻原が判定勝利を収めている。
1R、水町は本来のオーソドックス(右構え)ではなく意表を突くサウスポーに構える。両者ともにパンチ、ローをもらうと同じ技を返し、麻原はロー主体、水町はパンチ主体で攻める。
2R、オーソドックスに構えを戻した水町。打ち合いになると麻原が必ず一発多く返し、左フックを水町の打ち終わりにヒットさせる。水町は三日月蹴り、後ろ蹴り、ミドルキックでボディを狙うが、麻原のパンチが上回ったか。
3R、再びサウスポーに構えた水町は、左ストレートを何度もヒットさせる。さらに三日月蹴りも放ち、左ストレートからの右フックで麻原を仰け反らせた。
前へ出て攻める水町に麻原も打ち合うが、水町のパンチとヒザ蹴りのヒットが目立ち、水町が判定2-0で麻原を振り切った。
水町はマイクを持つと、「麻原選手は本当に強かった。今回のトーナメントに出た8人はみんな強くて全てが決勝戦レベルでした。だからもう1回、決勝戦で勝って優勝します」と、優勝宣言した。なお、決勝戦(王座決定戦)は丹羽圭介との対戦となる。
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