【JFKO】前田優輝、菊川結衣が3連覇達成
全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)
「第3回全日本フルコンタクト空手道選手権大会」(決勝日)
2016年5月22日(日)エディオンアリーナ大阪
空手のオリンピック種目化を目指して設立された、全日本フルコンタクト空手道連盟(以下JFKO)の第3回大会。国内281団体から男女354名が出場し、初日を勝ち抜いた男子各階級ベスト8、女子ベスト4による熱戦が繰り広げられた。
過去2回の大会で優勝し、今大会に3連覇がかかっていたのは男子中量級・前田優輝(新極真会和歌山支部)、男子重量級・山本和也(新極真会東京東支部)、女子軽量級・菊川結衣(芦原会館)の3名。
前田が決勝で対戦したのは、20歳の小野寺天汰(聖武会館)。佐藤塾全日本選手権三連覇、2016年WKO(世界組手連盟)世界大会中量級優勝、2015年白蓮会館全日本選手権中量級優勝、レジェンドの空手トーナメントでも優勝と、月に1回以上のペースで大会に出て優勝を重ねている注目選手である。
絶対的な優勝候補と目されている前田を倒す可能性がある選手は 、この小野寺以外にいないとまで戦前に予想されていたが、前田の突きのラッシュに反則となる押しなどで注意2(減点1に値する)を取られ、打倒・前田ならず。前田が3連覇を達成した。
18歳の菊川は身長148cm、体重48kgの小柄な体格ながら、昨年開催された新極真会の第11回全世界空手道選手権大会の女子無差別級で4位に入賞した実力者。
今大会でも圧倒的な力を見せ付け、決勝で成田華(七州会)を破り同じく3連覇を達成。
前田優輝の弟・前田勝汰(新極真会和歌山支部)は男子軽重量級の決勝で、昨年王者の加藤大喜(新極真会愛知山本道場)に勝って初優勝。嬉しい兄弟そろってのJFKO全日本制覇となった。
しかし、重量級の山本は決勝で過去2勝している入来建武(新極真会東京城南川崎支部)に初敗北を喫し、3連覇の夢はついえた。
なお、昨年同大会で旋風を巻き起こした元WBCムエタイ日本フェザー級王者・秋元皓貴(七州会)は、準決勝で昨年3位の竹中達哉(成心會)と対戦。接近戦を挑む竹中に秋元はヒザ蹴りで応戦したが、竹中も同じヒザ蹴りを連打。
秋元は得意の蹴りを放つ間合いを取れず、突きで勝負に出たが竹中の間合いを詰めての突きとヒザ蹴りをもらって後退、終盤、上段回し蹴りを当てるもダメージを与えるには至らず、やや手数で上回った竹中に判定3-0で敗れて3位に終わった。
●編集部おススメ記事
・2015年第2回JFKO全日本選手権大会
・2014年第1回JFKO全日本選手権大会
<入賞者>
▼男子軽量級
優 勝 細川昂大(魚本流空手拳法連盟)
準優勝 竹中達哉(成心會)
3 位 秋元皓貴(七州会)
3 位 大石航輝(芦原会館)
▼男子中量級
優 勝 前田優輝(新極真会和歌山支部)
準優勝 小野寺天汰(聖武会館)
3 位 越智純貴(新極真会福岡支部)
3 位 山田哲也(山田道場)
▼男子軽重量級
優 勝 前田勝汰(新極真会和歌山支部)
準優勝 加藤大喜(新極真会愛知山本道場)
3 位 森田奈男樹(宮本道場)
3 位 島本一二三(新極真会広島支部)
▼男子重量級
優 勝 入来建武(新極真会東京城南川崎支部)
準優勝 山本和也(新極真会東京東支部)
3 位 河鰭郁也(新極真会千葉南支部)
3 位 内藤貴継(白蓮会館)
▼女子軽量級
優 勝 菊川結衣(芦原会館)
準優勝 成田 華(七州会)
3 位 大本優香(七州会)
3 位 大場ももか(無限勇進会)
▼女子中量級
優 勝 加藤小也香(新極真会愛知山本道場)
準優勝 氏原優里(桜塾)
3 位 富野真麻(飛心会)
3 位 浅古麗美(社団法人極真会館埼玉県木村道場)
▼女子軽重量級
優 勝 荒木千咲(志輝会館)
準優勝 小松せえは(極真会館浜井派)
3 位 小玉さつき(武心会)
3 位 勝田仁美(誠會)
▼女子重量級
優 勝 佐藤弥沙希(新極真会和歌山支部)
準優勝 久保田千尋(久保田道場)
3 位 木村敬代(武立会館)
3 位 谷岡菜穂子(新極真会世田谷・杉並支部)
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】