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【ホーストカップ】裕樹が必殺ローでKO勝ち、西日本選抜が世界選抜に全勝

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2016/10/02(日)UP

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150戦以上のキャリアを持つチューチャイ(右)がその実力を存分に発揮した

▼トリプルセミファイナル 第17試合 WEST JAPAN TOP FIGHTER 70kgトーナメント決勝戦 3分3R延長2R
○チューチャイ・ハーデスワークアウトジム(タイ/ハーデスワークアウトジム/HOOST CUP日本EXミドル級王者)
KO 3R ※左ストレート
●薮中謙佑(アンカージム)

 70kgトーナメントの決勝戦は、優勝候補のダニロ・ザノリニを破ったチューチャイと、二冠王・白神武央を破った薮中で争われた。

 1R、左ミドルを蹴るチューチャイに対し、薮中はその軸足へローを蹴る。終盤、それまで様子を見ていたチューチャイがポイントを取るため攻めてきたが、薮中もパンチを返してポイントを奪わせなかった。

 2Rになると手数とスピードを上げてきたチューチャイ。左ミドル、左ヒザ蹴り、さらにジャブと攻め、薮中は軸足蹴り以外の攻撃が目立たない。

 3R、薮中は思い切ってパンチで攻め込んだが、右ストレートをかわされて左ストレートをもらい、さらに右ストレートを打ったがそれもかわされ、左ストレートをカウンターでもらう。薮中がバッタリと倒れ、チューチャイがKO勝ちでトーナメントを制した。


 

KING強介(左)が55kgトーナメントを制覇。師匠の引退に最高のはなむけ

▼トリプルセミファイナル 第16試合 WEST JAPAN TOP FIGHTER 55kgトーナメント決勝戦 3分3R延長2R
○KING強介(ロイヤルキングス/MA日本バンタム級王者)
判定3-0 ※30-27、29-28、29-28
●京谷祐希(山口道場)
※KINGが優勝。

 前K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の武尊に唯一の黒星を付けた男として知られる、強打者の京谷。1回戦でNJKFランカーの玖村を下し、順調に決勝へ駒を進めた。対するは今大会で引退式を行ったKING皇兵の一番弟子・KING強介。

 1R、京谷がパンチで攻めていくが、KINGはよく見てかわす。パンチだけではダメだと思ったか、京谷はロー、飛びヒザ蹴りを放ち、左ストレートで強引に前へ出ていく。

 2R、KINGの出鼻をパンチで捉えた京谷が畳みかけようとしたところで、逆にKINGの右フックがクリーンヒット。京谷はダウンを喫する。一気にラッシュをかけるKINGに京谷はクリンチして耐える。KINGはボディにもパンチを放っていく。

 3R、KINGは右ボディストレートを突き刺し、打ち合いを挑んでいく。ダウンのポイントを守って勝とうという気はなく、あくまでも倒そうとする姿勢だ。これに京谷も打ち合い、両者最後まで攻め合って試合終了。KINGが判定勝ちで優勝を飾った。

●次ページは野辺広大vs山口侑馬の東西王者対決

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