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【RISE】直樹がパヌワットをボディ攻めで撃破

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2019/02/08(金)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

ボディをかばうパヌワット(左)に右フックを見舞う直樹(右)

RISEクリエーション
「RISE EVOL.2」
2019年2月8日(金)東京・新宿FACE

▼第8試合 メインイベント ライト級 3分3R延長1R
○直樹(25=BRING IT ONパラエストラAKK/RISEライト級8位)
判定3-0 ※30-27、29-27、30-27
●パヌワット・TGT(20=タイ/PPTV 60kg王者)

 直樹は5歳から中学まで伝統派空手で活躍、所属流派の全日本選手権優勝など優秀な成績を収めた。キックボクシングデビュー後は得意の蹴りを武器に8勝(4KO)4敗の戦績。昨年5月の後楽園ホール大会のメインイベントで、ヴィトー・トファネリに勝利して以来の参戦となる。

 RISE初参戦となるパヌワットは日本での試合も初となり、KO狙いのアグレッシブな選手が多いタイのテレビマッチ「PPTV」の60kgタイトル獲得経験があるムエタイ選手。11歳でムエタイを始め、戦績は48勝11敗1分。那須川天心の父・弘幸氏が会長を務めるTEPPEN GYMでトレーナーを務めており、セコンドには那須川天心も就いた。

 1R、直樹はじりじりと間合いを詰めていき、パヌワットは前蹴りで突き放す。ジャブとローを単発で出す直樹に、パヌワットは脅かすようにハイキックを連発する。

 2R、パヌワットは前蹴りを多用して直樹を突き放し、接近するとヒザ蹴り。左右ミドルも叩き込んで余裕を見せて戦っていたが、直樹の右ハイキックで急激に動きが鈍り、直樹は一気にパンチでラッシュ。顔面とボディにたっぷりとパンチを打ち込んだ。

 3Rに直樹はしつこいボディ攻撃。ヒザ蹴りと左右ボディブロー連打でダウンを奪う。立ち上がったパヌワットはパンチとヒザ蹴りで猛反撃を開始するが、直樹の連打で身体を丸める場面も。最後はパヌワットが怒濤のボディ攻めを見せ、直樹が顔面連打でそれを迎え撃って試合終了。ダウンを奪った直樹が判定で勝利した。

 マイクを持った直樹は「オッス、おら直樹。地球の平和を守ったぞー」とセミファイナルで行った瀧谷のマイクパフォーマンスを真似して笑いを取る。

「本当はKOで勝ちたかったんですが、ヘボい試合をしてしまいました。日本の慣れない気候の中で調整してくれたパヌワット選手、ありがとうございました。昨年は怪我とかで試合が出来なかったんですが、今年のBRING IT ONは僕も狂犬(森本義久=フェザー級2位)も、野辺広大(スーパーフェザー級2位)も入っていい布陣がとれています。今年はTEPPENじゃなくBRING IT ONが最強を証明していきたいと思います」と高らかに宣言した。


栄井(右)のパンチに左ハイで対抗する瀧谷(左)

▼第7試合 セミファイナル スーパーフライ級 3分3R延長1R
○瀧谷渉太(29=KSS健生館/RISEスーパーフライ級3位)
TKO 延長R 1分43秒 ※セコンドからのタオル投入
●栄井大進(19=TARGET/RISEスーパーフライ級5位)
※本戦の判定は28-29(栄井)、30-29(瀧谷)、30-30

 初代・第2代Krush-55kg王者の瀧谷は2015年12月の試合を最後にリングを離れていたが、2017年9月に復帰。昨年3月の『RISE 123』からRISE参戦を果たすも連敗。しかし、8月の『RIZIN.12』でシュートボクシングのホープ佐藤執斗とダウンの応酬を繰り広げ、激しい試合を競り勝って復活した。

 栄井は軽量級のホープで多彩かつ鋭い攻撃を持ち、那須川天心らがプロ練習を行うTEAM TEPPENにも出稽古に通っている。昨年5月には『RISE.10』に参戦し、現KNOCK OUTフライ級王者・石井一成とスピード感溢れる熱戦を展開し、判定で敗れるもフルラウンド戦い抜いた。

 1R、両者ともサウスポー。きびきびとした動きからスピードのある攻撃を繰り出す。栄井は右ミドルと伸びる左ストレート、瀧谷はそれに右フックを合わせて左ストレートにつなぐ。

 2Rも左ストレートの大砲を放っていく栄井。瀧谷はジャブから入ってパンチをまとめ、左ローを蹴る。

 3R、瀧谷は左フックから入り込んでパンチを打ちに行くが栄井はクリンチで止める。左ローを蹴る瀧谷。最後は両者パンチからローで打ち合い、本戦の判定は三者三様のドローに。

 延長R、出会い頭に放った瀧谷の左ハイキックがヒットし、ダウンとなる。猛然と左右フックで攻める瀧谷に栄井もパンチを打ち返していくが、瀧谷の右ハイでコーナーまで下がった栄井に瀧谷が連打を浴びせ、栄井が座り込んだところで栄井のコーナーからタオルが投入された。

 4戦目にしてRISE初勝利を飾った瀧谷は「オッス、おら瀧谷。RISE初参戦してここまで長かった。でも勝てたのはみなさんがおらに元気を分けてくれたおかげです。おらは地球を守ったぞー」と、大好きな『ドラゴンボール』の孫悟空になりきってマイクパフォーマンスを行った。

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