【新日本キック】緑川創が3R TKO葬、WKBA世界王座を奪取
新日本キックボクシング協会
「TITANS NEOS 25」
2019年4月14日(日)東京京・後楽園ホール
▼第11試合 日泰国際戦73.5kg契約 3分3R
○斗吾(29=井原道場歩武/日本ミドル級王者)
判定3-0 ※29-27、29-28、29-27
●マキ・パンコーン(タイ/ABFボクシングアジアスーパーライト級王者)
2019年3月3日大会に続き連続出場となる斗吾。前回は「不甲斐ない試合をした」と反省しきりとなった内容だったため、今回はすっきりと勝ちたいところ。対戦相手が急遽変更となったが、マキはボクシングでアジアタイトルを獲得している強豪。決して油断できる相手ではないだろう。
1R、重いパンチ主体で斗吾が前進。手数、有効打ともに斗吾が上回っていたが、入り際にマキが左縦肘を合わせて斗吾の額をカット。流血が見られたが続行となり、斗吾は攻勢を強める。幾度となくマキの顔面を斗吾の強打が捉えるが、マキは苦笑いしながら耐える。
2R、斗吾がほぼパンチのみでマキを攻め立てるが、マキも打ち返す。打ち合いの中で斗吾の左フックがカウンター気味に入りマキがダウン。立ち上がったマキのボディを執拗に攻める斗吾だったが、再び肘をもらい左額が腫れる。
3R、斗吾はボディから顔面にパンチを散らし、マキはカウンターを合わせる展開。最後までパンチを交換しあったが、ダウンシーンの追加はなく試合終了。ダウンを奪った分のポイントで斗吾が試合をものにした。
▼第10試合 日泰国際戦54.5kg契約 3分3R
○HIROYUKI(23=藤本ジム/日本バンタム級王者)
TKO 3R 0分57秒 ※ドクターストップ
●ジョムラーウィ・ペットノンセン(タイ/タイTV9ch王者)
日本バンタム級王者HIROYUKIは、対タイ人戦績を2勝1敗と勝ち越している”ムエタイキラー”。2018年9月には那須川天心を苦しめたウィサンレック・MEIBUKAIにダウンを奪っての判定勝ちを収めている。レベルスとの対抗戦に強い関心を向けているHIROYUKIは、タイのTVマッチタイトルホルダーを倒し、目標に歩を進めることができるか。
1R、右ローの打ち合いから静かにスタート。HIROYUKIが圧力をかけ、前に出る展開。手を出すとジョムラーウィは肘を合わせてくるが、HIROYUKIは深く入り込まず、左のフックを合わせ返す。
2R、右ストレートにジョムラーウィはハイキックを合わせてくるがHIROYUKIは冷静に処理。右ロー、左右フックのコンビネーションでロープに追い詰め、左ハイキックを空振りした勢いで出した右回転蹴りがジョムラーウィのテンプルを捉え、ダウンを奪う。
3R、逆転を狙うジョムラーウィの前進に、冷静に右肘を合わせて左額をカット。傷は大きく、そのままTKO勝ちを奪った。
▼第9試合 64kg契約 3分3R
○潘隆成(ぱん・りゅんそん/25=クロスポイント吉祥寺/元WPMF日本スーパーライト級王者)
判定2-0 ※30-29、29-29、29-28
●ポーンパノム・イハラジム(32=井原道場本部/プーケット県パトンスタジアムウェルター級王者)
新日本キックvsレベルスの5対5対抗戦は、ここまでレベルスの1勝2敗1分け。大将格となる潘の勝利で引き分けに持ち込みたいところ。対戦相手のポーンパノムはウェルター級のローカルタイトル所持者。新日本キックでも2017年10月に70kg契約で緑川創との対戦経験もある(3RKOで緑川の勝利)。上の階級のパワーを潘が得意のローキックで封じ込められるかが勝敗のカギとなるだろう。
1R、潘はジャブから右ロー、ワンツーから右ローのコンビネーションで前進。早々にポーンパノムがローを嫌がる顔を見せる。ペースは潘が握っているが、ポーンパノムの強烈な右ミドルの音が会場に響き渡り、観客がどよめくシーンも。
2R、展開は変わらず潘の徹底したローに対し、ポーンパノムが右ミドルでペースを握り返す。徐々に潘の左わき腹が真っ赤に内出血を起こす。
3R、潘の入りに左フック、右ミドルを合わせる展開に。潘は右フックを多用し始めるが、クリーンヒットを奪えず、そのまま組む展開が多くなる。ポーンパノイが膝を狙うが、潘が投げてそれを許さない。決め手のないまま判定へもつれ込み、ペースの支配率が高かった潘が判定をものにした。
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