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【シュートボクシング】フルボッコ未奈、ムエタイ王者に実力の差を見せつけ圧勝

決勝戦は田川女神がMISAKIにTKO勝利し新女王に
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2019/07/21(日)UP

プロデビュー戦にしてベルトを獲得した田川女神(右)

▼セミファイナル SB日本女子ミニマム級王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長無制限R
●MISAKI(23=グラップリングシュートボクサーズ/SB日本女子ミニマム級1位)
TKO 2R 1分23秒 ※セコンドからタオル投入
〇田川女神(16=TIA辻道場)

MISAKIがダウンし、セコンドからタオル投入、TKO勝ちした田川

 MIOが返上したSB日本女子ミニマム級王座を懸けて行われる4人制ワンデートーナメントの決勝に進んだのは、SB日本女子ミニマム級1位のMISAKI(グラップリングシュートボクサーズ)と、本日の第2試合、トーナメント準決勝でプロデビュー&初勝利を果たしたばかりの田川女神(TIA辻道場)。

 1R、MISAKIは田川とのリーチ差を封じようと積極的に前進して間合いを潰す。組みついて投げようとするMISAKIに対し、田川はヒザ蹴りで対抗。MISAKIのボディにじわじわと効いている様子。

勝利しベルトを巻いた田川女神(中央右)と妹の愛心(中央左)

 2R、田川の素早いパンチでMISAKIがダウンを奪われる。さらに顔面へ上段前蹴りがヒットし、MISAKIが2度目のダウン。後がないMISAKIは組みついて投げようとするも、離れ際に田川の前蹴りを顔面に浴びせられてダウンし、セコンドがタオル投入。MISAKIはトレーナーに抱きかかえられて退場。2R1分23秒、TKOで田川が勝利し、デビュー戦でベルトを獲得する快挙を成し遂げた。

 新王者となった田川は「シーザー会長、まだ弱いのにこんな大きな大会に出していただいてありがとうございます。もっとカッコよく上を目指して頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」と、うれし涙を滲ませた。


長い脚から前蹴りを繰り出す田川愛心

▼第5試合 49.0kg契約 セミプロマッチルール 2分3R延長1R
〇田川愛心(14=TIA辻道場/アマチュアSB2017全日本王者)
KO 3R1分 ※バックブロー
●YUMIN(25=LEO GYM)※横山優美から改名

田川のパンチがヒットする

 セミプロルールでは田川姉妹の妹でアマチュアSB2017全日本王者・田川愛心が登場。田川は伸び盛りの中学生でまだ14歳。対するYUMINはジムインストラクターでRISEのアマチュア大会「KAMINARIMON」などに出場している25歳だ。

 1R、田川が前蹴りからのワンツー、ハイキックなど連続した蹴り技で襲い、YUMINからダウンを奪う。YUMINはじっくり見ながらローキックを返していくが届かず手数は少ない。

田川がしなやかなハイキックを放つ

 2RはYUMINが距離をとりつつ回りながらワンツーフックと攻めるが、田川のガードは固い。その隙を狙った田川の上段前蹴りがYUMINの顔面にヒット。

 3R、YUMINが田川のワンツーをガードしつつローで返すが、田川の左のバックブローに倒れ、ラウンド開始1分で田川の見事なKO勝利となった。

 田川は「KOで倒すのが目標だったので良かったです。(決勝に進んだ姉の田川女神に一言)次の試合頑張れ!」と勝利者インタビューで笑顔を見せた。

▶次のページはトーナメント準決勝

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