【ボクシング】辰吉寿以輝が判定で12連勝、父・丈一郎は「3を打って9を生かせ」
日本スーパーバンタム級18位で大阪帝拳が期待をかける辰吉寿以輝(23)のプロ12戦目が26日、大阪市内のエディオンアリーナ大阪で行われた。
開始から積極的に前に出る対戦相手の藤岡拓弥(26)は左右のボディで攻勢をかける。対して、辰吉はワンツーで応戦すると徐々にペースを上げた。中盤まで相手の距離でボクシングをした辰吉だが5ラウンド、ジャブの当たる距離を掴むと、連打を繰り出し藤岡に付け入る隙を見せなくなった。終盤まで打ち合った両者だが、辰吉の有効打が勝り3-0(77-75、78-75、79-74)で判定勝利。デビューから連勝を12に伸ばした。
試合後、辰吉は「ダメダメでした」と反省。「1ラウンドでジャブが当たったので、イケると思ったんですけど、相手の距離でボクシングをしてしまった。左の拳を痛めてしまったのもありますけど、途中までジャブも出なかった」と終始笑顔ながら反省の言葉が口をついた。「まだまだ、上位ランカーとやりたいと言える試合ではないですが、やれるなら頑張ります」と次戦にかける思いを口にして会見を終えた。
辰吉の父で元WBC世界バンタム級王者の丈一郎氏は「相手はむちゃくちゃ頑張ってた。研究してたな。あの相手を倒すのは難しい、でも、拳を痛めて勝てたんやから良かったんじゃない」と合格点を与えた。「連打とコンビネーションは違う、そこがわかってないな。(1から10までパンチの強さがあったら)7や8でずっと打つんじゃなくて、3を打って9を生かすボクシングをせなあかん」と最後はアドバイスも忘れなかった。
最後に、吉井寛会長は「1試合ごとに成長しているから良かった。倒せなかったから99点やけど、良い経験をした。次戦は上位ランカーと話を進めています。11月12月」と次戦のプランを明かした。
辰吉寿以輝の戦績は12戦全勝(8KO)。藤岡拓弥の戦績は20戦9勝(1KO)10敗1分。(植田洋介)
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