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【ラウェイ】東が流血の激闘もドロー、渡慶次はKO勝利、唯我は女王ユリアのパンチで鼻骨骨折の疑い

渡慶次幸平がKO勝利、サンタナダウン奪うもドロー
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2019/10/02(水)UP

三日月蹴りがクリーンヒットしダウンを奪った渡慶次(右)

ILFJ 
『LETHWEI IN JAPAN 14〜神秘天命〜』(2P目)
2019年10月2日(水)  東京・後楽園ホール

▼第4試合 75kg契約 3分5R
○渡慶次幸平(日本/クロスポイント吉祥寺)
KO 3R 2分27秒
●アウン・カイン(ミャンマー/15勝4敗10分)

パンチで攻めるカイン

 渡慶次は日本ラウェイの顔として、今大会で2017年6月以来11大会連続出場。2月・5月の大会では連続して拳を骨折する負傷を負いながらもKO勝利を収めた。7月大会では逃げる相手を追い詰めるも仕留め切れずドロー。連勝を3でストップするが、ここでKOし勝利を得たいところ。29戦15勝4敗10分のアウン・カイン(ミャンマー)と対戦。

渡慶次のローキックでマットに崩れるカイン

 前日計量では「得意の三日月蹴りをミャンマー人たちに対策されている」と口にした渡慶次だったが、試合ではそれを逆手に取ったかのように、オトリのような三日月蹴りを出す。そして、その他の攻撃をヒットさせるなど、騙し合いで上回った組み立てを披露していく。ただ、カインも攻防の技術力に長けているため、クリーンヒットの少ない第1ラウンドとなった。

 第2ラウンド、両者はミドルキックを軸にけん制し合い、隙あらばパンチの連打を仕掛けていったが大きな山は無かったが、第3ラウンドは渡慶次の左ローでアウンが効いたところに得意の三日月蹴りが炸裂。倒れたカインにセコンドがすかさず「タイム」を入れた。
 しかし再開後もカインの左足太もも部分のダメージが顕著で、それを見抜いた渡慶次が左ローを連発し、2度目のダウンでテンカウントを聞かせた。


右のオーバースイングでダウンを奪ったサンタナ(左)だったが、ゲーも徐々に反撃に出る

▼第3試合 61.50kg契約 3分5R
△ピラオ・サンタナ(ブラジル/チームサンタナ)
引き分け
△ソー・ム・トー・ゲー(ミャンマー/6勝1敗4分)

ゲーの蹴りにパンチを叩き込むサンタナ

 前回の初登場では一治に圧勝だったサンタナだが、今回は本場ミャンマーのサウスポー、ゲーの距離感がよく、なかなか強打を爆発させる場合をつかめない。

 しかし第1ラウンド中盤にカウンター気味の右スイングでゲーをとらえ、ダウンを奪った。立ち上がってもグラついていたゲーに、フィニッシュを意識した左フックも当てかけたが、ギリギリ的を外されてゴング。

ダウンから回復したサンタナはコーナー側で飛び膝蹴りを放つなど強さを見せた

 以降のラウンドは、回復したゲーがテクニカルにサンタナの強打を封じ、徐々にゲーがのペースに持っていく。
 4Rはお互いの大技をかわしあう展開となったが、最終の第5ラウンドはゲーがやや消極的になり、サンタナは少し苛立ったように「せめて来い」とボディアクションを見せるシーンもあったが、結局、お互いダウンは奪えずドローとなった。

▶︎次ページはラウェイ女王ユリアvs女子プロレスラー唯我の一戦

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