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【キングダム】過激ルール勝利の超人イリエマン、RIZIN参戦に注力のため団体代表辞任を宣言

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2019/10/08(火)UP

ノーロープのリング上で片谷に蹴りを入れ、そのまま場外へ落そうとするイリエマン

キングダムエルガイツ事務局
『―キングダムエルガイツ生誕20周年記念大会― ~FOREVER OF KINGDOM~』
10月6日(日) 東京・北沢タウンホール

▼第13試合 ダークマッチ キングダム20週年記念特別試合
世界1過激なルール ヒジ・頭突き・金的・場外決着有り
ノ―ロープエルガイツルールレベル4 時間無制限

〇超人イリエマン(キングダムエルガイツ/煽り運転撲滅協会)
3分05秒 ※チョークスリーパー(場外)
●片谷健(CMAプロレスリング)

戦意喪失してもおかしくないような強烈な頭突きを連打したイリエマン

 キングダムエルガイツ20周年記念大会の最終試合は、ヒジ打ち、頭突き、金的、場外決着ありの団体独自ルール「エルガイツルール レベル4」、しかもロープは全て外され、リングから落ちてもそのまま場外で試合続行できるという「総合格闘技では世界初のルール」(主催者談)による一戦。ロープを外す作業など進行上の理由から、試合はメイン終了後にダークマッチとして行なわれた。

 今大会決定後からメジャー格闘技イベント『RIZIN』への参戦を猛アピールしてきたイリエマンは、過激なルールで圧勝して存在感を示したいところ。

 対する片谷は「ケン・片谷」のリングネームで活動するプロレスラーだが、19年前のプロデビューが他でもないキングダムエルガイツであり、入江代表の提案で当時そのままに本名での出場となった。ただ、左鎖骨骨折から3ヵ月半ぶりの復帰戦でいきなり過激ルールに挑むこととなり、コンディション面での不安はぬぐえない。

 開始ゴングが鳴ると、イリエマンはいきなりリングから降りて片谷を場外戦に誘い、早々にマウントを取ると、鈍い音と共に頭突きを連打。その後、自分からリングに戻ると寝転がって片谷を挑発する。

試合後、一番弟子の加藤(右)と共にインタビューに答えた入江は、代表辞任を口にした

 グラウンドでもみ合う両者はそのまま落下し、再び場外戦へ。すると、倒れ込んだ片谷の背中に覆いかぶさったイリエマンが、差し込んだ腕で強引に首を絞め上げ、片谷はたまらずタップ。ほとんどの観客から死角となる会場の片隅での一瞬の出来事だったため、フィニッシュシーンを目撃できたのはごくわずかだったが、イリエマンが圧勝で20周年興行を締めた。

 試合後、マイクを握ったイリエマンは「RIZIN参戦の実現に集中するためキングダムエルガイツ代表を辞任する」と発表。当面の代表代理については後日発表するとした。

▶︎次ページは杉田拓也引退試合「ナックルファイトバンタム級タイトルマッチ」

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