【BOM】スアキム、ダウン奪われるも大逆転TKO勝利、名高、梅野も初回KOで決める
▼第7試合 BOM スーパーウェルター級(70㎏) 王座決定戦 3分5R
◯柿沼慶(ポゴナクラブ/WMCインターコンチネンタルスーパーウェルター級王者)
KO 1R 2分51秒 ※3ノックダウン
●チェ・フン(韓国/サムサンジム/KBCムエタイミドル級王者)
※柿沼が新王座に就いた
柿沼はパワフルなハードパンチと闘争心あふれるスタイルで試合を盛り上げるファイター。2018年12月にWMC日本ウェルター級王座を獲得した後、今年4月にJ(TSK JAPAN)を破りWMCインターコンチネンタル スーパーウェルター級を獲得した。
対するフンは韓国KBCムエタイミドル級王者の肩書を持つコリアンファイター。パワフルなパンチのコンビネーションを武器することから”コリアン・マークハント”の異名を持つ。
1R、パンチからロー、ミドルと積極的に攻めるフン。柿沼は最初に右ロー、ジャブを放ったのみで後はガードをしっかり固めて攻撃を受け、様子を見る。勢いに乗るフンがパンチ連打で柿沼をコーナーまで下がらせ、大振りの右ストレートを放つと、ガードの空いたフンの顔面に柿沼がすかさず右フックを合わせる。フンがまともに食らいダウン。
立ち上がって果敢に前に出てパンチ、ヒジと乱打で攻めるフン。柿沼は焦らずガードを固め、時折フックを合わせようと繰り出す。残り1分、柿沼が打ち合いに転ずると、大ぶりのフンの空いた顔面を的確にヒットさせ続ける。効いて足元がおぼつかないフンにスタンディングダウンが宣告される。
ファイティングポーズを取り、またも飛び込み打ち合いに行くフン。フンのパンチが柿沼にヒットする場面も。しかし柿沼は冷静にガードを上げ、コンパクトなフック連打を合わせると、右フックでフンが崩れ落ちる。3ノックダウンで柿沼がKO勝利し初代王座に就いた。
▼第6試合 BOMスーパーファイト 68kg契約 3分5R
◯ガオナーPKセンチャイムエタイジム(タイ)
判定3-0 ※三者とも29-27
●プライチュンポーン・ソーシーソムポン(タイ)
ガオナーは元ルンピニースタジアム認定ライト級王者であり、現在もルンピニー6位・ラジャダムナン4位と高ランク。『RISE WORLD SERIES』に出場した現ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者のセクサン・オークワンムアンにも勝利している超一流のムエタイ戦士だ。昨年12月に初来日を果たし、WPMF世界スーパーライト級暫定王者のNOBU BRAVELYからヒジでカットを奪い僅か1ラウンドでTKO勝利を収めている。
今回はオーストラリア人選手との対戦が決まっていたが、体調不良による欠場。代わって11月に開催された『KNOCK OUT』でT-98に勝利したプライチュンポーンとの対戦となった。
1R、両者サウスポーに構えて前蹴りを放ち、左ミドルを蹴り合う。ガオナーが組んでの左横ヒジを浅くヒットさせて組んでの展開に。今度はプライチュンポーンが組みつこうとすると、ガオナーが強烈な左ヒジをヒットさせてプライチュンポーンが吹っ飛んでダウン。その後、左ストレートで飛び込むガオトーが左ヒジも当て込んだ。
2R、序盤から両者組みついての展開が増えて、これぞムエタイと言わんばかりのハイレベルな攻防が見られるように。お互いに相手をこかせにいくが、崩れる場面は見られない。プライチュンポーンは距離を取って左ヒジを狙っていくが、明らかに攻めあぐねている。3Rになるとさらに組みの展開が増えて、ガオトーは1Rのダウンもあってか、こかしにいくだけで全く攻め込まない。2度ほどプライチュンポーンをこかせて何もさせずに判定勝ちした。
▶︎ラジャの王者の竜哉がWPMF 世界王者に破れる、名高らトーナメント1回戦
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